平和願う「ビルマの竪琴」
ミャンマー(ビルマ)語で「曲がった(ガウ)琴(サウン)」と呼ばれる弓形ハープ。古代インドに起源があると言われ、似た楽器はガンダーラや敦煌でも描かれている。ミャンマーでは、7世紀の仏教レリーフに登場、宮廷や仏教と深くかかわってきた。
アカシアの一種シャーという木の湾曲した根を使った棹(さお)と、赤く染めた鹿皮が上部に張られたパダウという木をくりぬいた細長い共鳴胴から成る。棹と胴の間は、絹糸をより合わせた16本の弦がある。右手で弦を弾き、左手で弦が留められた房ひもなどを押さえ音の調整をする。優雅な音を奏でるものの、演奏の難しい楽器として知られる。
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独特の形とともに、目を奪われるのは装飾の美しさだ。鮮やかに染められた赤や金箔がはられた姿は、宮廷で愛された楽器としての華やかさを感じさせる。柔らかく澄んだ音色は、室内楽としてソロまたは歌曲伴奏として静かに奏でられてきた。
映画化された小説「ビルマの竪琴」で描かれ、日本人にはなじみの深い楽器だが、ミャンマーでは小説のように僧侶が楽器を演奏することはない。原作者の竹山道雄もミャンマーに行ったことはなかったが、平和を語るにこれほどふさわしい音色の楽器もないのではないだろうか。
◆CD「ビルマの音楽−−伝説の竪琴」(写真)

「サウン・ガウ」「パッタラー(竹琴)」のほか、太鼓が中心の黄金のオーケストラと言われる打楽器アンサンブル「サイン・ワイン」など、ミャンマーの楽器の音色が楽しめる。2000円。
上記CDを5人にプレゼントします
応募は2月10日まで

提供
 カルタコム
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◆竪琴教室
東京都豊島区高田3丁目の日本ミャンマー・カルチャーセンター(高田馬場駅、TEL03・3980・7152、http://http://jmcc.fc2web.com/)。ウ・テインタンさんによる個人レッスンを(木)(金)に実施。時間などは問い合わせを。入会金2000円、月4回2万円、1回2時間。ミャンマー語、伝統舞踊教室も。
27日(日)午後7時、「ビルマの竪琴とビルマ料理に触れる」と題したイベントを実施。先着20人。2000円。
◆映画「THWAY(トゥエイ)−−血の絆(きずな)」
千野皓司監督、2003年。ミャンマーのベストセラー小説を映画化。仏教の国ミャンマーを舞台に、日本人の姉(麻生あかり)が、第2次世界大戦中、インパール作戦に赴いた父親とミャンマー人女性の間に生まれた異母弟(ミン モウ クン)を捜し、めぐり合う。資金難などで撮影中止になりながら製作から約14年かかり完成した、戦後初の日本・ミャンマー合作映画。本年中の上映を目指しているという。問い合わせは映画「血の絆」製作委員会(TEL03・3567・7901)。
◆DVD「ビルマの竪琴」(写真)
市川崑監督、1985年。竹山道雄原作の同名小説を映画化。第2次世界大戦末期のミャンマーを舞台に、投降を拒否する日本軍の説得に向かったまま消息を絶った水島上等兵(中井貴一)の心の変容を描くドラマ。3990円(フジテレビ)。
◆ミャンマー料理「びるまの竪琴」
東京都渋谷区恵比寿2丁目(恵比寿駅、TEL03・5420・1686)。ヤンゴン出身のシェフによるミャンマー料理が楽しめる。ココナツミルクを使ったクリーミーなスープヌードル「オンノカウスェ」(写真、998円)、インドの豆を使った揚げ豆腐「トーフジョー」(525円)などは、辛みのあるソースで辛さを調節できる。営業時間は午前11時半〜午後2時、6時〜11時、(土)(祝)は6時〜11時。(日)休み。
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