
メーンゲートを入ると、目の前に房総の海が広がる。海沿いに建つ鴨川シーワールドには、約800種1万1000点の海の動物が住んでいる。
彼らの健康を守るのが、勤続約30年の獣医師・勝俣悦子さん(53)=写真=だ。内科医や外科医、時には歯医者さんにもなるが、「大切なのは病気にならない体づくり」。こまめな「往診」が、動物たちの元気を支える。
シャチの飼育に日本で初めて取り組み、「日本一」大きなシャチがいるのもここ。夏の人気イベントは「シャチのビックリスコール」(7月22日(土)〜8月31日(木))で、観覧席の「ずぶぬれエリア」に座るとシャチが尾ビレで水しぶきをかけてくれる。子どもたちは「かけて、かけて!」と大はしゃぎだ。
動物の生態に触れられるのも魅力の一つ。イルカの赤ちゃんが母親のおなかにくっついて泳いでいる時は注目だ。「口元をよく見て。舌をストローのように巻いて、お乳を吸っているの」と勝俣さん。「ここは彼らの生活の場所。自然のままに暮らす姿を楽しんでほしい」
ベンチに座り、海を眺めてゆったり過ごす高齢のカップルも増えている。パフォーマンスや生態観察。楽しみ方は幾通りもあるようだ。

【鴨川シーワールド】
千葉県鴨川市東町(館山道君津インター)。午前9時〜午後5時。2800円、高・大学生2100円、65歳以上1960円、4歳〜中学生1400円。8月13日(日)〜15日(火)、夜間営業を実施(8時まで)。ライトアップされたプールで、シャチやイルカのパフォーマンスが楽しめる。お問い合わせ先04・7093・4803。