
大型客船の形をした6階建てに、船の歴史や構造を伝えるパネルや模型を展示。隣接する東京港内で初代南極観測船「宗谷」、旧青函連絡船「羊蹄丸」を保存、公開している。
最大の「展示品」は目の前に広がる港。展望塔からは港の全体が見渡せ、大きなコンテナ船のほかにも、小さな船が頻繁に出入りしている様子がうかがえる。東京港は、横浜港や神戸港と肩を並べる世界屈指の貿易港だ。
週末には、この港を舞台にした海洋教室やカヌー体験などのイベントが開かれる。企画・運営の中心となるのが梶谷東輝さん(26)=写真。呼び物の一つ、船に乗って港内をめぐる「シップウオッチング」では、マイクを手にガイドを務める。
「島国の生活を支える『海と港と船の役割』を、多くの子どもに伝えたい」と、ふ頭に停泊する大型コンテナやゴミを拾う清掃船、海図を作るための測量船など、「働く船」の仕事ぶりを間近に見ながら解説してくれる。
にぎやかなお台場の美景が創出される前から建つ船舶に関する総合博物館。東京の港をいつもと違う目で見られる場所だ。

【船の科学館】
東京都品川区東八潮(船の科学館駅)。午前10時〜午後5時((土)(日)(祝)は6時まで)。共通券1000円、5歳〜中学生600円。9、10月の第3(土)(日)、午後1時〜4時、エンジン付きゴムボート体験教室を開催。船の特性や海上での交通ルールを実体験を通して学べる。お問い合わせ先03・5500・1113。