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2006.9.27(水)更新  私のワクWork スポットなび

 

日光東照宮
 年月重ね、今も色鮮やか

手塚茂幸さん  世界遺産・日光東照宮。訪れて、まず目を奪われるのは、建造物や彫刻の美しさだ。創建以来、彩色や漆塗りなどの修復作業が途切れることなく繰り返されている。

 「当時の塗装や彩色技術が、そのまま受け継がれています」と彩色職人の手塚茂幸さん(33)=写真。2〜3メートルの長さの梁(はり)を、30以上の工程を経て1年がかりで仕上げる細密な作業の積み重ねだ。

 彩られた「装飾」は、天候によって見え方が変わる。観光客には敬遠されがちだが、「雨や霧など、湿度が高い日には絵の具や漆の表面がしっとりとして見えるのも、美しい」と手塚さん。そんなの日の社(やしろ)めぐりも楽しくなりそうだ。

 10月には恒例の秋のお祭り。百物揃(ひゃくものぞろい)千人武者行列では約800人が装束をまとい、境内や表参道を練り歩く。春より規模は小さいが、東照宮が一層、威厳と華やかさを増すときだ。

 400年の歴史を経て受け継がれている彫刻や彩色の美しさをじっくりながめていると、天下太平の時代を築いた徳川家康の思いが伝わってくるようだ。


 【日光東照宮】
 栃木県日光市山内(日光駅からバス)。1617年に徳川家康をまつるために創建された。午前8時〜午後5時(11〜3月は4時まで)。1300円、小中学生450円。
 ▼秋季大祭=10月16日(月)午後1時〜2時半、流鏑馬(やぶさめ)。17日(火)午前11時〜午後1時半ごろ、百物揃千人武者行列。お問い合わせ先0288・54・0560。


(2006年9月27日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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