
ゾウの背中に揺られて右へ左へ、高さ約3メートルの空中でイスが大きく揺れる。市原ぞうの国は、ゾウに乗って広場を一周する「ぞうさんライド」が楽しめる動物園。
「本物の大きさや感触を感じて欲しい」。動物の撮影などプロダクション業務を担当する國立路加さん(30)=写真=は、小さい頃、ここではじめてゾウに乗ったときの驚きが忘れられない。「とにかくおっきくてすごいや、と」。体毛の多さや肌の温かさを知ったのもその時だ。以来25年。当時からの付き合いのゾウもいる。かゆそうにしているのを見つけ、手でかいてやると、大きな頭をすり寄せて甘えてくるそうだ。
人と動物との触れ合いを重視するここでは、来園者は入り口で買ったバナナやニンジンをあげたり、鼻にぶらさがったりも出来る。
呼び物の「ぞうさんショー」が始まる。二本脚で立ち、手拍子にあわせてハーモニカを演奏。目を見張るような芸に、子どもたちだけでなく大人も身を乗り出す。サッカーボールを器用に操り、豪快なシュートを決めた瞬間、本物のサッカー観戦さながらの大歓声がわき起こった。

【市原ぞうの国】
千葉県市原市山小川(館山道市原インター)。午前9時〜午後5時(入園は30分前まで)。(木)休み。1800円、小学生900円、3歳以上500円。「ぞうさんショー」は平日が2回、休日は3回。「ぞうさんライド」は1500円。ゾウ以外にもキリン、ラクダなど百種類余りの動物がいる。問い合わせは0436・88・3001。