
「マンタどれ?」「いた!」
夕方6時過ぎ、手をつないだカップルが海中トンネルを見上げる。大型エイのマンタが大きなひれを動かし、ゆっくりと泳いでいく。
エプソン品川アクアスタジアム水族館。駅から近く夜10時まで営業しているため、会社帰りの客も多い。「マンタの目の先の、ツノのようなものが下を向いているのは、おなかがすいているサインです」と解説するのは、副飼育長の三浦晴彦さん(37)=写真。小学生の時に祖父や父と海釣りに行って以来「魚なら見るのも、釣るのも、飼うのも、食べるのも楽しい」と、大のサカナ好きに。「おさかな博士みうらっち」の愛称で、季節感やテーマ性のある「テーマ水槽エリア」のプロデューサーを務める。
お気に入りは、マンボウの大ちゃん。おおらかな性格にひかれ、茨城県の大洗水族館から三浦さんが連れてきた。大ちゃんが体調を崩した時には、水槽の前に毛布を持ち込み添い寝をしたこともある。
三浦さんは、水槽の照明にもこだわる。海の中をイメージした濃い青色の光。水底にはゆらゆらと水紋が揺れる。「大好きな魚たちを、お客さんにもゆったりとした気持ちで見てほしいです」。

《メモ》
東京都港区高輪4丁目(品川駅)。午前10時〜午後10時(平日は正午から、(日)(祝)は9時まで)。水族館入場料1800円、小中学生1000円、4歳以上600円。11月23日(木・祝)から「テーマ水槽エリア」でクリスマス特別展。問い合わせは03・5421・1111。