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乾杯 日本ワイン
今週のワイン
ルバイヤート
丸藤葡萄酒工業
住所 山梨県勝沼町藤井780
電話番号 0553・44・0043
ホームページ http://www.rubaiyat.jp/
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00ドメーヌ ルバイヤート 赤
720ミリリットル 4500円
※ルバイヤート首都圏取り扱いリストは
ここをクリック
00ドメーヌ ルバイヤート 赤
vol.15 自家栽培ブドウで仕込む赤
イラスト
イラスト・マリオン編集部
 創業113年を迎えた丸藤葡萄酒(ぶどうしゅ)工業は、小規模ではあるが質の良いワインを産出していることで評判のワイナリー。醸造所の建物は、ヨーロッパの田舎町にある旅籠(はたご)のような素朴な外観だが、中の発酵タンクなどは念入りに手入れされており、「期待通りのワインを飲ませてくれるだろう」と感じた。

 4代目の大村春夫専務(52)が、栽培から醸造までを行っている。契約農家から購入するブドウだけでなく、自社のブドウ園の自家栽培ブドウからもワインを仕込んでいる。ここで栽培しているブドウの中で、「カベルネ・ソーヴィニョン」「プティ・ヴェルド」「メルロ」は、仏・ボルドー地方の赤ワイン用の品種。3つのブドウは、品種の名前を記して出荷されるほか、ブレンドした「ドメーヌ ルバイヤート」として販売される。

 00年は天候に恵まれた年であったにもかかわらず、「ドメーヌ ルバイヤート」の生産本数はわずか1437本。大村さんのこだわりを感じる。

 グラスに注がれたワインは黒々と見えるくらい濃く、風格のある色調だ。「焼けた木材」を連想させる樽(たる)の風味に圧倒されるが、次第に「煮詰めた果物のように甘く濃厚な香り」に魅了される。口に含めば「ブドウの皮をかみつぶしたような渋み」を口蓋(こうがい)に感じながらも、それでいて品もあって「十分に熟れた果実」のように甘酸っぱい味わいが残る。

 今はまだ「若く、たくましい青年」の姿を連想させるワインであるが、時とともに円熟し「誇らしく、貫録のある男性」に成長することを期待させてくれる。

 「ドメーヌ」とは仏語で「自家ブドウ園からワインを仕込む生産者、もしくは自家栽培ブドウによるワインそのもの」を意味する。このようなワインは生産量が少ない分だけ流通が難しいと言われているが、注がれた生産者の愛情と情熱の量は、大量生産されたワインの比にはならない。一つのものにこだわる大切さを教えられた気がする。

ルバイヤート 首都圏取り扱い店リスト
東京都 東急本店
山梨県 ワインズ新富屋・・・・・・甲府市丸の内2の29の2
マルシェ・オー・ヴァン・・・・・・甲府市城東3の16の11
※丸藤葡萄酒工業による/00ドメーヌ ルバイヤートは取り寄せの場合があります


(2003年9月1日朝日新聞東京本社朝刊のマリオン紙面から)

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