asahi-mullion.comのロゴ
■トップページ ■サイトマップ ■検索ページ ■バックナンバー
乾杯 日本ワイン
今週のワイン
五一わいん
林農園
住所 長野県塩尻市宗賀1298の170
電話番号 0263・52・0059
ホームページ http://www.goichiwine.co.jp
・・・・・・・・・・・・・・・
五一わいん 貴腐郷40
96〜97年収穫 白 極甘口
720ミリリットル 6000円
※貴腐郷40 首都圏取り扱い店リストはここをクリック
五一わいん 貴腐郷40
vol.30 深い色放つ極甘口の「貴腐」
イラスト
イラスト・マリオン編集部
 「世界三大貴腐ワイン」として知られるフランスの「ソーテルヌ」、ドイツの「トロッケンベーレンアウスレーゼ」、ハンガリーの「トカイ」。甘く濃密な味わいは古くから美食家たちをとりこにした。

 晩秋、河川や沼地、森の近くにあるブドウ畑は濃霧に包まれ、まれに特殊なカビが発生する現象を「貴腐」と呼ぶ。ブドウに菌が付着することで表皮が溶け、水分が蒸発し、干しブドウのような状態となるが、果汁は濃縮され甘みが増す。その果汁から生まれた甘口ワインが「貴腐ワイン」である。

 世界でも珍しい「貴腐ワイン」を生産しているのが「五一わいん」で知られる長野県の林農園。1911年、創設者である林五一がブドウ栽培を始め、現在は7ヘクタールの自家ブドウ園と地元の契約農家からブドウを仕入れ、こだわったワイン造りを行っている。

 ここでは「貴腐」が付着した粒だけをピンセットで一粒ずつ厳選し、搾汁、発酵させたあとにワインを樽(たる)に詰めて熟成させるという。これだけ手間のかかる作業を実践しているところがすごい。

 「貴腐郷40」は収穫量が限られているため、2年分のワインをブレンドする。品種は「シャルドネ」と「セミヨン」で、2700本の限定品である。

 粘りがあるためか、ワインはグラスに音もなく流れ落ち、シトリン石のように深い色を放つ。「砂糖を焦がしたときに立ち上がるカラメル」や「蜂蜜」を連想させる甘く、エッセンスが凝縮された香りである。ゆっくりとグラスを引き寄せ、少しだけ口に含む。「ねっとりとした触感」で、とても飲みやすい。まるで「カスタードプリンを食べているようにまろやか」でありながら、「パイナップルのもつさわやかな甘酸っぱさ」もある。

 とても不思議な味がする。日本でもこれだけの「貴腐ワイン」が造られていることを知ってうれしく感じた。慌ただしい年末を過ごした後、「おせち料理」とともにゆっくり味わってみたい。

貴腐郷40 首都圏取り扱い店リスト
東京都 東急東横店・・・・・・渋谷区渋谷2の24の1
京王百貨店聖蹟桜ケ丘店・・・・・・多摩市関戸1の10の1

(2003年12月29日朝日新聞東京本社朝刊のマリオン紙面から)

asahi-mullion.comのトップページへ
asahi-mullion.comのトップページへ

このホームページ(asahi-mullion.com)についてのご意見や情報提供は
mullion@asahi.com

朝日新聞のマリオン紙面への掲載や問い合わせなどは
〒104-8011 朝日マリオン21・マリオン編集部
(TEL03-5540-7411 FAX03-3545-0525)
Eメールはmullion@asahi.com

asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2010 Asahi Mullion 21. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.