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2007.12.18(火)更新  よくばり湯の旅


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若女将おすすめの石段ダイエット
伊香保温泉(群馬県)
伊香保温泉
 談笑しながら伊香保温泉のシンボルの石段を上る若女将4人
伊香保露天風呂
石段を上りきった先の源泉地にある伊香保露天風呂=いずれも渋川市伊香保町で
 世は健康ブーム。湯につかって、酒を飲むだけが温泉の楽しみ方ではない。今まではこれ以外の娯楽を知らなかった。が、これからは違う。

 ウオーキング、だ。温泉で冷えた体を温め、石段や坂道を上り下りして汗をかき、また温泉に入って汗を流す。これぞまさに、健康ダイエットだろう。

 企画したのは、温泉旅館や民芸品店の仲良し若女将(おかみ)四人衆。有限会社「伊香保おかめ堂本舗」を立ち上げ、今夏発行したリーフレットで温泉街の歩き方を提案した。

 名所巡り、風水開運、ダイエットの3コースがあり、例えば、ダイエットコースだと、約45分で4583歩、消費カロリー97キロカロリーとある。若女将らが「体を張って」、実際に歩いた。

 発案した松本由起さん(38)は「ウオーキングするお客さんが多いのに気づいて、観光案内つきの地図を作ったら喜ばれるだろうと思って。石段や坂道の多さを逆手にとりました」。飯野由希子さん(31)は「みなさんリーフレット片手に楽しく歩き回り、好評のようです」と話す。

 徳冨蘆花記念文学館をスタート、石段約360段を上る。伊香保神社にたどり着くころには汗びっしょり。さらに長い坂を下り、胸突きの「心臓破りの坂」を上る。ふらつく脚で宿に帰り、湯煙の中じっと目をつむった。

 所要時間の倍近くかかった。そう言うと、メンバーの千明恭子さん(33)は「通学路だった石段なんてひと息で行けちゃう」、真渕智子さん(42)は「きつければ名所巡りコースを試してみて」。

 上州名物「かかあ天下」。しっかり者で小粋な若女将たちは、きょうも元気に石段を駆け上がっているに違いない。

 文・写真 奈良岡勉


 ◎伊香保温泉 古くから名湯として知られる。石段を中心に50軒以上の温泉旅館をはじめ、土産店、まんじゅう屋、喫茶店、遊技場などが密集、一大温泉街を形成している。「黄金(こがね)の湯」と「白銀(しろがね)の湯」の2種類の源泉を持つ。

 ◎観光協会直営「伊香保露天風呂」 伊香保神社から徒歩約10分。4月〜9月、午前9時〜午後7時、10月〜3月、10時〜6時。第1、3(木)休み。大人450円、小学生以下200円。石段の途中に市営「石段の湯」も。問い合わせは伊香保温泉観光協会(0279・72・3151)。

 ◎伊香保おかめ堂本舗 「伊香保にもっとにぎわいを」と若女将4人が05年4月に設立。せっけんの商品化のほか、日帰り湯を特集した「春栞(しおり)」、ウオーキングマップ入りの「夏栞」など無料リーフレットを発行。問い合わせは民芸の山白屋内(0279・72・2242)。


 【所在地】
  渋川市伊香保町

 【交通】
  渋川駅からバスで約25分。関越道渋川伊香保インターから約20分。

 【泉質】
  硫酸塩泉(黄金の湯)、メタけい酸を含む温泉(白銀の湯)

伊香保温泉アクセス

(2007年12月18日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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