
1日の平均来店者数、約千人。六本木駅前の交差点すぐ、うどん専門店「つるとんたん」は、正午から翌朝まで営業時間のどの時間帯もほぼ9割席が埋まるという、超人気店です。ガラス張りのウインドーを通してオープンキッチンがよく見え、道行く人の視線を集めています。
78年に大阪で創業。関西で人気を博し、関東へは六本木ほか丸の内、新宿と都内に3店舗進出しています。
うどんのメニューは、ざっと50種。人気は、「大判きつねのおうどん」(680円)や「カレーおうどん」(950円)、それに変わりメニューの「博多直送の明太子のおうどん」(1200円)、「丹波黒豆 納豆のおうどん(800円)」など。さらに季節の旬物を取り入れた限定ものがあります。定期的に社内でコンペを行い、新メニューを加えています。
もちろん、麺(めん)の腰やのどごしにもこだわっています。讃岐うどんのしこしことした食感を基本にしているんだとか。国内産の最上級品をブレンドした小麦粉を使い、食塩と水の配合をその日の温度や湿度によって調整しています。手でこねるだけでなく、丹念に何度も足で踏んで腰を出しています。すべての作業をお店でするので、打ち立てをいただけます。
夜は大人のうどん店へ様変わり。ソムリエや利き酒師もいて、焼酎、日本酒、ワインのいずれも充実しているそうです。富山の蛍イカの沖漬けや、熊本の馬刺しなど、全国の厳選素材を使った肴(さかな)も自慢です。
黒を基調にしたしゃれた店内は、昼はカフェ、夜はバーのような趣があります。それもそのはず店の総合ディレクターは、ご存じ女優の夏木マリさん。もともと大阪店の常連で、東京での開店にあたりインテリアのほかに、女性スタッフの着物のデザインやメニュー提案にも携わられたそうです。