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2008.5.12(月)更新  アンケート/おすすめランチアンケート
7位: 釜めし春  20票
 

 ・五目釜めし 1050円(写真左
 ・鯛釜めし 1650円(同右
五目釜めし

 

 浅草寺の雷門から少し離れた所に、炊きたてのおいしい「ご飯」がいただける「元祖 釜めし春」があります。

「かまめしも みぞるるものの ひとつかな」。これは同店をひいきにしていた作家で美食家としても知られる久保田万太郎が詠んだ句です。  創業は1926(大正15)年。釜飯専門店として始めたのは関東大震災が大きく関係しています。初代は定食屋を営んでおり、震災後、避難した人が持ち寄った食材を大きな釜に入れて飯を炊き込み、飢えをしのいでいたのだとか。これをヒントに、再スタートした店で釜飯を出したところ反響が良かったので、釜飯をメーンに売り出したのが「釜めし 春」の始まりです。

 また、1合炊きの釜を開発したのもこの店と言われており、次第に全国に広がっていったのだそう。調理場にお邪魔すると、釜がしっくり収まるよう特製のコンロがずらりと並んでいました。

 主役の米は、新潟県産コシヒカリと宮城県産ササニシキをブレンドしたものを使います。ぐちゃっとならずにふっくらと炊きあげるために、その年の出来具合を見て割合を決めています。

 炊き方にも一工夫。米と具材バラバラに火を通すのではなく、一緒に炊き込むので、具材の味が米にギュッとしみ込んで風味豊かな味わいのご飯になるのだそう。味付けは、しょうゆ、酒、みりんを混ぜた「タレ」と呼ばれる合わせ調味料のみ。素材のうまみや香りを損なわないよう、あえてカツオやコンブは一切使わないのが「釜めし 春」流。食材への自信とこだわりが感じられます。

 注文を受けてから火にかけるので、待ち時間は約20〜25分とちょっと時間がかかります。刺し身、揚げ物、煮物など単品メニューも充実しているので、一品料理を食べながら待つのも良さそうです。浅草という土地柄、土日は観光客でいっぱいになります。早めの来店か平日に行くのがおすすめです。

店内

 

 同店の人気釜飯でもあり、アンケート結果の回答にも多く見られた「五目釜めし」を注文。シイタケ、タケノコ、エビ、鶏肉の4種の具材が入りシンプルですが、ふたを開けたときのふわっとした湯気が鼻にかかり、香ばしい香りがなんともいえません。それぞれの味が主張しすぎることなく米に良い具合にしみ込んでいてます。もう一ついただいた、ほんのり磯の香りがする「鯛釜めし」は、さっぱりしている中にも鯛が持つ甘さがしっかりと味わえる一品です。

 ほかにも鳥、カニ、アサリなど一年を通して食べられる釜飯や、タケノコ、マツタケ、カキなどの季節の釜飯もあります。具によって米の味が変わるので、何人かで数種類を頼み、取り分けて色んな種類を食べるのも楽しそうです。

 釜飯は主食の米とおかずを一緒に味わうことができる、日本人ならではの食文化から生まれた料理と言えます。小さな釜に詰まった深い味わいが、一口一口かみしめるごとに感じられました。

 

同店取締役・豊田善弘さん(42)
 浅草に来た際は、観光と一緒に食事を楽しんでいって下さい。色々な食事処がありますが、釜飯の「元祖」は当店です。是非この味を堪能しに寄っていただければうれしいです。

 

★素材のおいしさを満喫できるうえに、ほっとするおいしさです。行動エリアではないのに、ここの釜めしを食べるために浅草まで行きます。地鶏の焼き鳥もおいしいです(47歳、女性)
★たまごやきを食べて待つ間にのむビールが最高。アツアツでふわっと炊き上がった釜飯はどれもおいしい。ひとときの安らぎを感じます(64、男性)

 
住所 東京都台東区浅草1−14−9 釜めし春
TEL 03−3842−1511
営業時間 11:00〜21:00
定休日 年中無休
URL こちら
 
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