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2008.5.26(月)更新  アンケート/おすすめランチアンケート
6位: 尾張屋  25票
 

 ・天ぷらそば 1300円
天ぷらそば

 

 店内に掲げられた「浅草寺御用」の看板が由緒を感じさせる、創業明治3年のそばの老舗(しにせ)です。そばはもちろんのこと、天ぷらも自慢のお店。雷門から大通り沿いを西へ2分程進んだところに本店、東へ1分程のところに支店を構えます。看板にあるとおり、昔から浅草寺にそばの仕出しをしてきました。

 メニューは、そば、うどん、丼物などが各種そろっていますが、天ぷらが自慢というだけあって、注文の8割方は天ぷらにかかわるメニューだといいます。一番人気はなんといっても、天ぷらそば。アンケートでも多くの回答がありました。他にも、天丼(1400円)、天せいろ(950円)、天南ばん(950円)などもよく出るそう。

 その天ぷらの特徴は、サクっと軽い衣。「天ぷらは油です!」と言い切る調理長の言葉通り、揚げ油にはとにかくこだわっています。淡泊な風味と色合いが特徴のごま油・太白油を配合した、特注のオリジナル品を使用。普通のごま油よりもくせがなく、あっさりしていて香りも柔らかいのだそうです。季節によって配合の比率を変えるという程のこだわりようです。

 観光客や地元の人々など、お客さんは老若男女さまざまですが、親、子、孫と、何代にもわたって通い続けるリピーターのお客さんが多いといいます。かつては、文豪・永井荷風もこの店を愛し、365日欠かさず通い詰めたという伝説もあるほど。

 お昼時は行列もできるほど込み合いますが、2時以降は比較的空いているとのこと。ただし土・日は観光客が多いため、昼時以降も込み合うようです。

店内

 

 お店の看板メニュー、天ぷらそばをいただきました。運ばれてきてまず驚くのは、えび天の大きさ。そばの上に、丼から大幅にはみ出たえび天が2本、どーんと乗っています。ぷりぷりのエビも美味ですが、やはり衣が違います。ほんのりごま油の香りがする衣は、アンケートの回答通り、サクサクしてとても軽い食感。見た目から想像する脂っこさや重さをほとんど感じず、意外とあっさりいただけました。

 一方、そばの実の芯のまわりの部分をひいた、白っぽい一番粉で打つそばは、細めでやや淡い色合い。コシもあるのですが、つるつるとしたのどごしの良さが印象的です。そば粉は、新潟県の妙高高原産と北海道産のものをブレンド。重視しているのはのどごしだといいます。

 つゆは、一般的な関東風のものより味も色も薄めで、比較的すっきりした味わい。甘さと辛さのバランスがちょうどよく、だしの風味がとても効いていました。そのだしに使われているのが、「焼き節」というもの。本かつお節を火であぶってから削ったもので、すっきりした中にも奥深いコクが出るのが特徴だそうでうす。この「焼き節」、仕入れがとても難しいものなのだとか。

 この、天ぷら、そば、つゆが三位一体となって、コクがあるのにすっきり、という尾張屋独特の味わいを生み出しているようです。

 「この天ぷらそばをよそで食べようと思ったら2倍3倍の値段はしますよ!」と言うのは、50年以上お店を守り続ける女将(おかみ)の田中登美子さん。ここまで素材を厳選した天ぷらそばを1300円という値段で提供できるのは、良質な食材を手頃に仕入れることができるから。長い間、業者との信頼関係を大事に育んできた老舗(しにせ)だからできることなのでしょう。

 

大島常義さん 調理長 大島常義さん(49)
・うちに来たらぜひ天ぷらそばを食べてみてください。

 

★大きなえびの天ぷらの入った、さっぱりとしたそばは絶品です。天丼〔お吸い物付!〕もとてもおいしいので、どちらをおすすめするかとても迷いました。「永井荷風も愛した」と店自らが謳うように、伝統と歴史を感じさせつつも、清潔で気持ちの良い店内の雰囲気もすばらしいです。(20歳、男性)
★この店の立派な海老を食べたら、他の店の天ぷらそばは食べられません。リーズナブルな価格で美味しい!(52歳、男性)

 
住所 〒111−0032
(本店)東京都台東区浅草1−7−1
(支店)東京都台東区浅草1−1−3
尾張屋
TEL 03−3841−8780
営業時間 11:30〜20:30
(ラストオーダー20:30)
定休日 (本店)金曜日 (支店)水曜日
 
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