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2008.5.13(火)更新  アンケート/おすすめランチアンケート
7位: 風流お好み焼 浅草染太郎本店  20票
 

 ・お染焼き 680円(写真左
 ・五目焼そば 630円(同右
お染焼き・五目焼そば

 

 雷門通りを西へ歩き、国際通りを越えると、菊水通りにでます。この通りに、昭和12(1937)年から続く、風流お好み焼「浅草染太郎」があります。メニューの中では、お染焼き、五目焼きそばという昔ながらの2品が人気でした。

 歴史を感じる店内は畳敷きで、鉄板をはめこんだ小さな卓が並べられています。声をかければお店の人に焼いてもらうこともでき、鮮やかな手さばきを堪能できます。

 元々は、先代のおかみさんが女手一つで始めた店。東京大空襲で焼き出されましたが、終戦後すぐに小屋を建てて商売を続けました。物のない時代に苦労してビールを仕入れ、お客さんを喜ばせたそうです。坂口安吾や高見順ら文士たちも足しげく通い、今でも店内に直筆の色紙が飾られています。

 お品書きに並ぶ値段の表示はすべて、「円」ではなく「縁」。これは「今日一日の縁を大事して、お客さんに喜んでもらおう」という2代目店主の気持ちがこめられています。

 メニューの中には、常連客から提案された料理も多くあります。もち、合いびき肉、タマネギ、ニンニクが混ぜ込まれた「しゅうまい天」は、お正月に残った餅をどう料理するかが話題になったときに考案されたお好み焼き。食パンにラードを塗って鉄板で焼いた「パンカツ」は、肉が手に入らない時代にお客さんからの要望で生まれた一品です。

 歴史のある店だけあって、お客さんの顔ぶれも様々です。昼ビールを楽しむご近所サークルの面々、仲良く料理を分け合うカップル。外国からの観光客も多く訪れ、「このお店は、全部木でできているよ」と驚く人もいるとか。

 

 女将さんにお染焼きを焼いていただきました。さらりとした生地を薄く鉄板にのばし、豚肉やキャベツなどの具材を次々と乗せて、小山のように積み上げます。その小山の頂きに、ぐりぐりと穴をあけて、生卵をポンと割り入れます。あざやかな手さばきでひっくり返し、しばらくすればできあがりです。

 一口ほおばると、卵と野菜のやさしい味がひろがりました。夢中になって食べすすめると、先ほど割り入れた卵の黄身がころりと出てくるのも一興。小判を掘り当てたような幸せな気分に。ソースは、あっさりとした味なので、何枚でも食べられそうです。

 

二代目店主の崎本仁彦さん(72)
 最近の日本人は味オンチになってしまったね。ちょっと歩けば、そこそこの味のものが手に入る環境だろ。まずいものがあるから、うまいものがあるんだよ。戦後の動乱を生き抜いた人たちは、うまいものを探し求めた。やっと手に入った食べ物を、うまいと感じたんだね。うちは、そんな時代の名残がある「強者(つわもの)どもが夢の後」の店だな。店の雰囲気をおかずにして、楽しんでください。

 

★昔ながらの店内と、油がよくなじんだ年期の入った鉄板で焼く、ふ〜っくらしたお好み焼きが最高にウマイです(36歳、女性)
★おしょうゆ味のお好み焼きがおいしいですよ! 五目焼きそばは、おばちゃんが作るとおいしいのです(38歳、男性)

 
住所 東京都台東区西浅草2−2−2 染太郎
TEL 03−3844−9502
営業時間 12:00〜22:30
(ラストオーダー22:00)
定休日 年中無休
 
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