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うふふナチュラルライフ

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水に流すトイレットペーパー     

     真っ白でないとダメですか?

イラスト
イラスト・さかいひろこ

 トイレットペーパー。私たちの暮らしに最も身近な紙だ。慌てて駅のトイレに駆け込んで用を足しホッとしたのもつかの間、紙が無いことに気づいてまた慌てふためいた経験がある人は多いはず。それだけよく使う紙である。

 近頃では環境意識の高まりにより、再生紙100%の物を利用する人も増えた。使えば水に流すしかないリサイクル不能の紙だから、再生紙で十分だと私も思う。だがこの再生紙にも、実は色々な事情があった。私が出演中の『世の中ガブッと!(テレビ東京系日曜夜6時半)』という番組の中で、再生紙100%のトイレットペーパーを作り販売するという実験を行ってわかったことだ。

 一番の誤解は、再生紙と名がつけば材料はどれも同じゴミくずだと思っていたこと。ところがトイレットペーパーにリサイクルされているのは、古紙の中でも上質な物、例えば商品名がミスプリントされた未使用の牛乳パックなどの、古紙とは呼べない新古紙だったのだ。

 これに対して家のくずかごに捨てられているような紙、たばこの空き箱とか雑誌などからできた物は雑古紙と呼ばれ、水に流しても惜しくない紙である。なのに実際には新古紙でトイレットペーパーが作られることがほとんど。それは白くないとお客さんが買ってくれないから。雑古紙で作られた場合、どうしても色が茶色っぽくなってしまうのだ。外国に比べて日本ほどトイレットペーパーの白さにこだわる国は無いという妙な話も聞いた。

 とある一流ホテルで雑古紙のトイレットペーパーを入れたら、外国人客は当たり前に使っていたのに、日本人客から「こんな貧乏たらしい紙は使いたくない!」とクレームがついた。私も旅行中に驚いたことがあるが、欧米では白くないトイレットペーパーが普通。環境意識では、残念ながら日本はまだまだ負けている。

 番組では店頭にて、番組で製作した茶色っぽいペーパーの売れ行き調査と、お客さんへのインタビューも行った。つい白い方を買ってしまう微妙な本音も聞けて面白い。実はとても良くなっている雑古紙ペーパーの質や、使い心地を試す意外な方法もわかるのでご覧ください。6月22日、29日の2週連続放送です。

(タレント・エッセイスト)

(2003年6月18日朝日新聞東京本社夕刊のマリオン紙面から)

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