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2005.6.23(木)更新
三池崇史のシネコラマ

 第11回 「万博でポップ・トーク」
 うわさの「愛・地球博」に行ってきました。地球博では各都道府県にイベントの参加を呼びかけており、この日は「鳥取県の日」となっておりました。その中で、私の映画とのコラボイベントが企画されまして、作家で「妖怪大戦争」のプロデューサーでもある荒俣宏さん、鳥取県知事の片山善博さん、そして私の3人でのトークセッションが行われたのでありました。ポップな組み合わせだ。博物学の権威とバイオレンス監督と敏腕県知事だよ。壇上に並んだ3人のコントラストを想像してみて下さい。ね、凄い景色でしょ。勇気があるぞ地球博。
 題して、「『妖怪大戦争』と自然環境を考える」だ。ちょっと懐かしい表現を借りると、「鼻血ブー」なイベントなのさ。

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 万博のテーマである「自然の叡智」をふまえてトークが展開、環境(すなわち妖怪?)との共生、正義と勇気そして平和へと疾走し、なんとなく導き出された結論は、「脱力の薦め」であった。またまた、「鼻血ブー」だ。素晴らしい。

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 荒俣さんが知の花を咲かせ、片山知事が鳥取の自然と人情と明日の日本を語る。高い所からではなく、我々と同じ目線で真摯に語る。頼りになる野球部のキャプテンのような人だ。と同時に厳しく優しい父親、そして、「私は大人になってしまったので妖怪を見ることは出来なくなったが、生まれて8カ月の孫とは会話が出来るのです。勿論、まだ言葉は話せない。でも、心を通わせ会話が出来るのです」。鳥取県っていいかも。
 で、なんで「妖怪大戦争」と鳥取県かって……。それは映画を観てのお楽しみ。
 (あ、本文中に2度も登場しました「鼻血ブー」は、私が谷岡ヤスジのファンだったというだけで、深い意味はありません。違和感があったことをおわびします)

(2005/6/23)

みいけ・たかし

 60年生まれ、大阪府出身。今村昌平、恩地日出夫監督らに師事。95年「新宿黒社会」で劇場映画監督デビュー。「岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇」(97年)、「ゼブラーマン」(04年)など、ジャンルを超えた話題作を世に送り出す。現在、05年夏公開予定の「妖怪大戦争」を製作中。

 

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