「……あ、あ、暑い」
この国は知らぬ間に亜熱帯になってしまったらしい。やれやれ、この文明ももう長くないかも知れませんね。いや、もしかしたら人類は終わりの時を迎えようとしているのではないでしょうか。せつないです。恐ろしいことです。でも仕方ないですね。自業自得です。欲に任せて地球を食い荒らしてきたのだから。いまさら慌ててエコったって手遅れなんじゃないかなぁ。それに、自分たちはさんざん好き放題にやっておいて、「次のキミたちは地球に優しく生きなさい」って虫がよすぎだよな。では、どうする……。
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そうだ。ともかく一度立ち止まってみよう。少し休んで明日の地球を考えよう。だから夏休み下さい。
「……」
「いや……、2日ぐらいでいいから夏休み下さい」
「……ばか」
鼻で笑われ無視された。それどころかマネジャーからは「地球をだしにわがまま言うんじゃないよ。怠け者」と罵(ののし)られ、プロデューサーには「あんたが忙しいおかげでみんなが迷惑してんだよ。あんたが他人の夏休み潰(つぶ)してんだよ!」。
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がび〜ん。そうか、私はみんなに迷惑をかけている忙し過ぎの怠け者だったのか。知らなかった……。どうしよう。どうすればいいんだ、「教えてくれ神木隆之介くん」。あ、神木隆之介っていうのは、天才子役と呼ばれちゃってる少年で「妖怪大戦争」の主役です。ご存じない方は、この新聞(※)の18面を見て下さい。剣を持った少年がキッとあなたを見つめているでしょ。
「なに勝手に広告と連動してんだよ。結局、映画の宣伝かよ。毎回読んでてムカつくぜ」
いや偶然ですって。たまたま18面にいらっしゃるって噂(うわさ)を聞いたからちょっと……。でも、面白そうな映画でしょ。