クリスマスの飾りらしきものの瞬きが消えたと思ったら除夜の鐘を聞き、年が明ける。そしたらみんなで初詣でだ。イエス様、仏様、神様の三連チャン。あきれるほどに日本人の神に対するキャパは広い。最近ではアングロサクソン系民族のお祭り、ハロウィーンまでもイベント化して飲み会があちこちで……。おぉ、ハロウィーンといえば、パンプキン。つまりかぼちゃ。てことは、半玉のおカボちゃん。おカボちゃんといえば、ただいま上映中の「SAYURI」の工藤夕貴じゃないか。
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見ました?ともかく、日本の役者が素晴らしい。そして、舞の海も美しい。これは「ブラック・レイン」の松田優作以来の快感です。映画の方は、鳥居の上をグラマンが駆け抜けるシーンまでがあまりに面白すぎて期待が高まってしまい、後半それに応えきれなかったという感じはしますが、映画に完璧(かんぺき)を求めてはいけません。そんな細かいことなんか気にせずに、役者たちを楽しみましょう。
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工藤夕貴がとってもキュートです。素直なアプローチで、要所要所を切なく引き締め、それでいて物語を重くさせない余裕の演技が心地よいです。そして、桃井かおりが怖いです。本物の桃井さんよりちょっと怖いぐらいだから、凄(すご)く怖いです。以前私に、「ハリウッドがなんだってのよ〜。かかってきなさい、かおりが可愛がってあげるから」って言ってたのは本当だったんですね。酔ってたんじゃなかったんですね。凄いです。素敵(すてき)です。たまには雲の上から降りてきて、私の映画にも出て下さいね。
……いかん。年の瀬に、媚(こ)びてしまった。今年最後の原稿だってのに小さいなぁ。小さいぞ(おれ)俺。てなわけで、来年はちょっと頑張ってみるか、と思っている次第です。それでは皆さん。よい年をお迎え下さい。