私、明日、赤坂の豊川稲荷で豆をまきます。
「なんで?」
え、だって明日は太陰太陽暦の大みそか、節分だからね。新しい年がよい年になりますようにと……。
「いや、なんでお前が?」
あ、ごもっとも。厄払いが必要なのは確かに私かもしれません。いや、一部の映画評論家に言わせると災厄そのものだもんな。
「納得してどうすんの」
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あのですね、去年の夏に公開した映画、「妖怪大戦争」のDVDが間もなく発売されるんですよ。その喜びを皆さんにお分けできたらと、主演の神木隆之介くんと川姫を演じた高橋真唯さんと共に豆まいちゃおうというわけなんですよ。その後、午後6時から渋谷のHMVで映画評論家の塩田時敏さんと私のふたりでトークイベントやりますんで近くで遊ぶ予定のある方は、ちょろっとのぞいていただけるとうれしいです。
「あんた今日は自分の宣伝ばっかりじゃん」
いや、だってさ、誰も聞いてないイベントって悲しいでしょ。自分の宣伝は自分でしなきゃいけない時代なんですよ。監督だってフリーターなんだから、自分のことは自分でね。厳しい時代なんですよ。
「でも今って、邦画バブルなんでしょ。景気よさそうじゃん」
「バブル」って、「実体のない見せかけだけのもの」ってことでしょ。確かに、一部では浮かれてる人がいるけど、現場から見るとかなりヤバイ状況に見える
「もうかりそうなものしか作らないしね」
そして、人材を育てることを忘れた産業はいずれ滅びる。しかも、それって映画界に限ったことじゃないようだし……。
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まずいよね。明日はみんなで豆まいて、明後日からやり直しましょう。