子供たちとの映画作りは楽しい。
今、撮影現場はツルツルの細胞に支配され、ワンカット撮るたびに、私の穢(けが)れた魂が浄化されている次第です。ここでは刺激が強すぎるので詳しくは述べられませんが、きっとあの「イナバウアー」のように、得点にはならないけれど美しく感動的で、とってもやばい映画が出来上がることでしょう。
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「て、あんた、なに撮ってるの?」
哀川翔VS少年たちの壮絶な闘いを描いた作品です。だから、出演者の半分は子供たちなのです。
「……この前も言ったけど、それってほんとに大丈夫なの?」
これは健全なバイオレンス映画。既成のジャンルには収まらない刺激をお楽しみいただき、観賞後、居酒屋で酒を酌み交わしながら、人間の悲しみを語り合って頂きたいと思っています。
フフフフフ。これで来年の日本アカデミー賞はいただきだぜ。
「愚か者め。日本アカデミー賞をなんと心得る」
日本のアカデミー賞でしょ。もらえるもんは何でももらっとけと母ちゃんに教わりました。それにあそこに行けばただ飯食えるって……。私はもうロケ弁当はこりごりでございます。
「たわけ! おまえのようなB級監督が上がれる舞台ではないわ。身のほどを知れぃ」
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ははぁ〜。失礼いたしました。その通りでございます。私にはあそこで評価されるような、映倫もなんなく通り、かつお客さんを呼べる立派な作品が作れるわけがありませんでした。しかし、お願いでございます。せめて、せめてブルーリボンを……。
「て、おまえ日本映画界をおちょくっとるんかい!」
あれ? ……おかしいなぁ。ばれてました?