
【イラストより】良質の木綿生地に横浜伝統の捺染(なっせん)技術で染め上げる。
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第46回 捺染ふきん
 横浜市港南区 |
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潮風に誘われて横浜のみなとみらい21地区を歩くと、赤レンガ倉庫街の向こうに外国航路の白い客船が停泊していた。道行く人たちは心なしかステップが軽やか。みんな、さりげないおしゃれが板についている。この街には開放的な風が吹いている。新しい流行や文化も、ずっとこの街が発信基地になってきた。
「横浜スカーフ」もここが発祥地。捺染(なっせん)で染め上げた絹のスカーフは、1859(安政6)年の横浜開港とともにその歴史が始まった。その後海外にも輸出され、横浜の特産品として世界中に知られるようになった。
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捺染というのは、染料にのりを混ぜて布に直接すりつけて染める染色法で、日本では古くから更紗(さらさ)、友禅などに用いられてきた。江戸時代からの木版画と同じ技法で、図柄を彫った版木に布を当て、バレンやはけで押し染めした木版捺染の技法から、スクリーン捺染へと技術革新を遂げながら、横浜の地場産業として発展してきた。
「大岡川近辺に工場がたくさんあって、川は毎日の水洗いで赤や青に染まっていた」
「濱文様(はまもんよう)」の加藤好男さん(57)が、市街地のど真ん中になった、新しいマンションの店で話す。時代は急速に動いている。しかし、どっこい横浜捺染の伝統は生き残っている。優れた伝統技術は、逆に時代を取り込んで進化していく。
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加藤さんの染色工場は、旭区の住宅街の裏手にあった。奥行きの深い工場に、傾斜した捺染台が何列も向き合って並ぶ。長尺布に型紙を張ったスクリーンの型枠をのせ、スケージという板で染料を上から下に均一に引いてプリントする。熟練した職人の技で、無地の布に次々に図柄が染め上げられていく。その後、染料を生地に染着、発色させるために蒸し、水洗いする。
「ふきんも捺染で作っています」
濱文様では、ていねいな手捺染の技法で、新しい感覚の生活小物を作っている。ふきんは、良質の木綿布に季節感のある図柄をプリントしている。ちょうど、秋の新作に追われているところだった。ナスにアズキ、サツマイモ、ドングリなど、楽しい図柄がそろっている。
捺染のふきんは、手ぬぐいを半分にした大きさで使いやすい。綿100%なので柔らかく、水気を吸ってふき上がりが気持ちいい。次の季節の図柄が待ち通しくなる。こんなささやかな暮らしの楽しみ方があった。
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| 横浜港の名所の一つ、赤レンガ倉庫 |
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◆お取り寄せ
捺染ふきん(35×45センチ)は525円、捺染手ぬぐい(35×90センチ)840円、捺染小布(50×50センチ)525円。送料別。問い合わせはケイス(TEL045・847・2431、FAX845・8965、http://www.hamamo.com)

捺染ふきん3枚セットを10人に。はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を記し、郵便番号233・0004横浜市港南区港南中央通8の22、ケイス「濱文様・良品探訪プレゼント」係。7月30日必着。8月上旬発送。
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