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2005.3.3(木)更新  美術館 素朴なクエスチョン

 

     
 
    グッズ開発は誰が?

 

出身作家のグッズも販売=東京芸大大学美術館で

 
    作家 学芸員も積極的に
  
 美術館の帰りに、何か記念になるお土産が欲しい時、ミュージアム・ショップのグッズはよそで手に入らぬ楽しいものがあるので人気です。日本でこのミュージアム・グッズが注目され始めたのは近年で、デパートで海外のミュージアム・グッズを扱うコーナーがはやったこともあります。

 私も初めてニューヨークのメトロポリタン美術館へ行った時、グッズの充実度に目を見張りました。百円ほどの絵はがきに始まり、十数万の宝飾品に至るまで値幅も広いのです。近年ボストン美術館へ行って驚いたのは、美術館内のショップの他に街中にもショップを出していて、そこではエジプトの宝飾品の複製などの高額商品を中心に販売しています。

 日本では、まだまだ販売業者がグッズを開発することが多いようですが、ボストンでは学芸員も参加して開発しています。ロンドンのロイヤル・アカデミーは美術大学であることを生かし、出身作家がアートなグッズ制作に協力しています。近年は東京芸術大学大学美術館でも、卒業生がオリジナル・グッズ作りに携わっています。

 日本ではいまだミュージアム・ショップもグッズも充実しているとは言えませんが、良い収入源となり、開発の余地がまだまだあるので、ぜひ学芸員とも協力し、知恵を出し合ってヒット商品を生み出しましょう。

(ガイド 板橋区立美術館学芸係長 安村敏信)

   =朝日新聞 夕刊 2005年3月3日 掲載=

 

   ⇒「美術館 素朴なクエスチョン」バックナンバー

 

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