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2005.4.13(水)更新  殿が好んだ!?名菓

 
しおがま(宮城県)
「塩の神」が生んだ茶請け
 封を開けると、鼻孔をくすぐるほのかなシソの香り。見かけからは想像のつきにくい、さわやかな香りにまず驚かされる。

 原料は、米粉、塩、砂糖、シソ、といたってシンプル。口に入れると表面がスッと溶け塩加減が絶妙で、もち米の味がしっかりと口に残る。

 落雁(らくがん)の一種であるこのお菓子は、宮城県の塩釜神社に祀(まつ)られている塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)が生み出したと伝わる。この地に製塩技術を広めたこの「塩の神」が作った、干飯(ほしいい)を炒(い)って藻塩を加えただけのものに、後に糖分が加えられるようになった。

 さらに天明年間(1781〜89年)の頃、伊達家御用菓子司であった「九重本舗 玉澤」がシソを細断し風味を加えて藩主に献じたところ、とても気に入られたという。今では、塩釜市や仙台市の和菓子店で作られ、「観光客はもちろん、地元の人にも一年を通して常に売れているお菓子」となった。

 政宗が藩主の頃から茶道が盛んだった伊達藩。海の恵みと、米どころならではの上質なもち米から生まれ、長く茶請けとして愛されてきた名菓だ。

【お取り寄せ】
九重本舗 玉澤」(仙台市太白区郡山4丁目)。伊達藩4代目、綱村の頃から続く老舗(しにせ)菓子店。「しおがま」(写真、150グラム、525円)、同箱詰め(400グラム、1050円)のほか餡(あん)を「しおがま」で包んだ「あん入りしおがま」(ごま、しそ、抹茶、各630円)も。
 電話かファクスで注文を受け付ける。問い合わせは022・246・3211、FAX022・246・3585。

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