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2005.5.11(水)更新  殿が好んだ!?名菓

 
吉原殿中(水戸市)
倹約から生まれた菓子
 殿中で「吉原」という名の奥女中が作ったという「吉原殿中」=写真。素朴な味わいの「きなこ包みの米菓子」だ。

 水戸に伝わる説では、第9代水戸藩主・徳川斉昭の「おやつが食べたい」という意を受け、女中が残飯を蒸し直し、飴(あめ)ときな粉をからめて出したところ、倹約を勧めていた斉昭が大喜びしたのだという。

 現在、「吉原殿中」の名で作る茨城の菓子店は約10店ほど。「菓舗 もとや」では、職人が昔ながらの製法で、もち米、水飴、砂糖、きな粉のみを使い、一つ一つ手作りしている。きな粉に蜜を入れてよくこねた「皮」で、もち米をあられ状にした「種」を巻き、棒状にして、きな粉をふる。口に入れると「種」のふんわりとした歯触りと水飴のしっとり感、きな粉の香りが広がる。中包み紙はオブラートなので、そのまま食べられる。

 「水戸の伝統ある菓子の中でも根強い人気」だという。緑茶にも牛乳にもよく合い、きな粉はたんぱく質や糖質、食物繊維も豊富なので、女性や子供にも喜ばれそう。安心して食べられる「3時のおやつ」だ。

【お取り寄せ】
 「菓舗 もとや」(TEL029・221・2980、水戸市東台2丁目)。創業約60年。ほかの菓子を置かず、3代にわたり無添加の「吉原殿中」を作り続ける専門店。
 高温多湿を避け、常温で保存。9本525円〜72本4100円。ホームページ(http://www.yoshiwaradentyu.com)からのみ注文を受け付ける。午前9時〜午後6時。(日)(祝)休み。

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