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2005.6.8(水)更新  殿が好んだ!?名菓

 
かるかん(鹿児島県)
薩摩の大地からの贈り物
 一見「蒸しパン?」とも思える。しかし、重さがちがう。約2センチ幅に切ってもずっしりと重い。手でちぎった時のしっとり感と弾力性のある食感もまたクセになりそうだ。

 良質な山芋と米粉、砂糖を蒸し上げる。油脂を加えずともやわらかく、純白の美しさは山芋あってこそだ。

 山芋の収穫時期は、秋から冬にかけて。安政元(1854)年創業の「明石屋」では、天然の山芋にこだわり軽羹(かるかん)=写真=を作り続けてきた。「自生のものと畑で作ったものでは、味も粘り気も違う」からだ。しかし、天候に恵まれない年は天然の山芋も育ちにくく、頭を悩まされる。それでも品質を落とさないために厳選した山芋を用い作り続けている。

 薩摩藩28代藩主・島津斉彬が江戸から菓子職人を呼び寄せて作らせたというこの菓子。名前は「軽い羊羹(ようかん)」という意味からきたという説がある。島津家の祝いの席に用いられることも多く、現在では鹿児島県を代表する名菓となった。

 見かけは決して派手ではないが、ほのかな甘さとまぶしいほどのその白さがいつの時代も人々の心を和ませていたに違いない。

【お取り寄せ】
 「明石屋」(鹿児島市金生町)。「軽羹」は4号(0.7キロ1890円)〜1号(2.8キロ7560円)のほか、屋久杉箱入(1.8キロ8820円)なども。小豆こしあんを軽羹で包んだ「軽羹饅頭(まんじゅう)」は、5個入り(840円)〜40個入り(6300円)。電話かファクス、ホームページから注文を。受注販売。問い合わせは0120・080431、FAX099・226・0433、http://www.akashiya.co.jp

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