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2005.7.6(水)更新  殿が好んだ!?名菓

 
丸ぼうろ(佐賀市)
南蛮渡来のハイカラ菓子
 ポルトガル人が1543年に種子島へ漂着して以来、九州へもたらされた「南蛮菓子」。佐賀名物の「丸ぼうろ」もその一つだ。

 「ボーロ」とはポルトガル語で「菓子」の意。佐賀に伝わったのは1670年ごろで、菓子店「鶴屋」2代目店主・太兵衛が、長崎・出島へ出向いてオランダ人直伝の製法を持ち帰ったのが始まりという。

 佐賀平野で穫(と)れた良質な小麦と、長崎で輸入された砂糖に水あめを混ぜて焼いた簡素なものだったが、佐賀城主・鍋島氏に気に入られ、御用菓子司の命を受ける。

 江戸時代末期から卵や蜂蜜を加え、改良を重ねて現在の「元祖丸房露(まるぼうろ)」に=写真。小麦色に焼き上げられた表面はサクッと香ばしく、中はふんわりと甘い。故郷に立ち寄った佐賀藩出身の大隈重信は「ほかに類例少なき風味」と称賛したという。その後東京に帰った大隈がこの味を懐かしんでいると聞いた11代目店主・善吉が職人を伴い上京し、邸内に窯を築いて丸房露を焼いた、というエピソードも残る。

 栄養価が高く、小さい子どもも喜びそうな心なごむ味だ。

【お取り寄せ】
 「鶴屋」(佐賀市西魚町)。1639(寛永16)年創業。「元祖 丸房露」10個入り630円〜、丸房露や黒糖を使った黒棒など5種詰め合わせ「ふるさと菓 佐賀城下散歩」2100円、小豆のこしあんをうす皮で包んだ一口まんじゅう「一文字焼き じゃーご」12個入り998円〜。電話かファクス、インターネットで注文を。問い合わせは0952・22・2314、FAX22・2317、http://www.marubouro.co.jp

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