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2005.7.20(水)更新  殿が好んだ!?名菓

 
ケンピ(高知市)
硬派な中に甘い魅力
 細切りしたサツマイモをそのまま揚げて砂糖をまぶした「芋けんぴ」。高知の土産物店でよくみられる土佐名物だ。これとは別に、サツマイモを使わず、江戸時代から作られていたというのが、創業300年を誇る「西川屋老舗(しにせ)」の「元祖ケンピ」=写真。小麦粉と卵、砂糖を混ぜ合わせて焼いた菓子で、西川屋初代の才兵衛が、白髪そうめんや麸(ふ)の作り方にヒントを得て考案したのだという。土佐藩の御用菓子司を務めていた西川屋に今でも家宝として残る江戸時代の文献には、山内家献上の菓子として、「堅干(けんぴ)」の名前が確かに記されている。

 長さは7、8センチ。一見、クッキーかとも思わせる何の変哲もない焼き菓子だが、一口食べようとすると、その硬さに驚く。簡単にはかみ砕くことができないからこそ、口の中に広がった砂糖と卵の天然の甘さに、やみつきになる。

 硬いものを食べることが、脳の活性化に良いとはよく言われる。坂本龍馬や中岡慎太郎ら、幕末に活躍した行動力あふれる人物を輩出してきた土佐藩。この硬派な「ケンピ」も一役買ったのかもしれない。

【お取り寄せ】
西川屋老舗」(高知市知寄町1丁目)。市内中心部に店を構える。「元祖ケンピ」は15本入り4袋で315円〜。ケンピと並ぶ人気の「梅不(うめぼ)し」は、梅と一緒に漬け込んだシソの葉を細かく刻み、求肥で包んだ小さくて上品な和菓子。甘酸っぱさが夏に涼を添えてくれる。10個入りで525円〜。電話で注文を。問い合わせは088・882・1734。銀座三越地下1階「菓遊庵」でも販売。

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