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2005.7.27(水)更新  殿が好んだ!?名菓

 
カスドース(平戸市)
甘さに香る歴史ロマン
 「カスドース」。名前を耳にするだけでも、南蛮菓子であることは想像に難くない。鮮やかな黄色は、卵黄をたっぷり使ってある証し。表面にはグラニュー糖がまぶしてあり、中からはふわふわのカステラが現れる。「ドース」の語源はポルトガル語の「ドーチェ」(甘いものという意)ではないか、と言われている。  天文19(1550)年、ポルトガル船が初めて平戸に入港した。以降平戸はスペイン、オランダなどと通商を行う日本随一の国際都市として栄えることとなる。

 南蛮菓子が現在もしっかりと根付いているのは当時の領主、平戸松浦(まつら)家25代・隆信の人柄も大きかったのかもしれない。隆信こそが、フランシスコ・ザビエルに布教を許すなど、積極的に西洋文化を取り入れようとした人物なのだ。松浦家41代当主・松浦章さんは、「カスドースはヨーロッパとのつながりを象徴する、大切なお菓子です」と力を込める。

 初めて西洋人を目にした当時の人々は、彼らをどんな思いで見ていたのだろう。そんな歴史ロマンに思いをはせながら、この菓子を口にしてみるのもいい。

【お取り寄せ】
御菓子司 つたや総本家」(長崎県平戸市戸石川町)。文亀2(1502)年創業の老舗(しにせ)。カスドース=写真=は、6個945円、10個1470円、15個2310円、20個3150円。
 昔ながらの手法で作る「牛蒡(ごぼう)餅」(12本入り630円〜)や「かすていら」(1本1365円〜)など平戸の名菓がそろう。電話かファクスで注文を。TEL0950・22・2360、FAX23・3820。

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