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2005.8.3(水)更新  殿が好んだ!?名菓

 
玉椿(兵庫県姫路市)
城主の婚礼のため誕生
 姫路を代表する名菓「玉椿(たまつばき)」=写真。約170年前、5代目姫路城主・酒井忠学と11代将軍・徳川家斉の娘、喜代姫の婚礼にあわせて考案されたのだという。

 姫路藩の御用御菓子司だった「伊勢屋」にその菓子作りを命じたのは、腕ききの名家老として知られる河合寸翁だ。木綿の専売制を整えるなど産業復興を行い、藩の財政を立て直し、また茶道にも精通していたという。その豊富な知識をもって、婚礼を盛り上げるため伊勢屋が作った数種の菓子から選び、中国の古典に由来する「玉椿」と命名した。

 ツバキの花芯に見立てた餡(あん)にはこだわりがある。白インゲン豆の「大手亡」と、収穫量が少なく希少な白小豆を使い、ゆで卵の黄身と白砂糖を加えた。それを薄紅色に色づけし、花弁に見立てた求肥(ぎゅうひ)で包み、最後に砂糖を振りかける。

 白小豆を惜しみなく使った餡にはぜいたくな味が凝縮され、一口で食べるのがもったいない。その気品のある味わいはもちろん、愛らしい見た目が祝いの席などにぴったりで、引き出物として現在も愛されている。

【お取り寄せ】
伊勢屋本店」(兵庫県姫路市西二階町)。元禄年間に創業し、姫路城下で300年以上の伝統を守り続けている老舗(しにせ)。  「玉椿」は6個入り756円、10個入り1260円。引き出物や祝い事用に紅白の「玉椿」も。塩味のまんじゅう「汐路」10個入り840円も人気。電話かファクスで注文を受け付ける。TEL0792・88・5155、FAX88・5172。

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