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2005.8.31(水)更新  殿が好んだ!?名菓

 
三笠野(大分県竹田市)
二百年愛され続けた菓子
 但馬屋老舗(たじまやろうほ)は文化元(1804)年創業、代々岡藩の御用菓子司を務めてきた「大分県下一古い和菓子舗」だ。

 初代但馬屋幸助は但馬国(現在の兵庫県北部)出身で、京都で修業をつんだ。その修業先の主人と岡藩の家老が有馬温泉で知り合った縁で、幸助は岡藩に召されて菓子司となり、生国を屋号に「但馬屋」と名乗ったという。

 ところで、10代藩主の中川久貴は奈良で売られていた「燧焼(ひうちやき)」という菓子を大変好み、参勤交代の度に立ち寄っては食べていた。しかし持ち帰ると硬くなってしまう。そこで竹田へやってきたばかりの幸助に命じて燧焼に倣った菓子を作らせた。その味に満足した久貴は、奈良の三笠山、春日野にちなみ「三笠野」と名付け、歴代藩主のお茶の友として、明治を迎えてからは竹田名菓として広く愛され続けている。箱に書いてある「三笠野」の文字は幸助と親交のあった画人・田能村竹田の版木によるもの。

 長時間かけて練り上げる昔ながらの自家製あんと、香ばしい皮がよくあう。200年にわたって愛されてきたのもうなずける菓子だ。

【お取り寄せ】
但馬屋老舗」(大分県竹田市上町)。「三笠野」=写真=6個693円〜40個4200円。明け方の白い月を模した白あんの生菓子「荒城の月」6個693円〜40個4200円。かつては「夜越の月」と呼ばれていたが、昭和初期、岡城跡にて曲想を得たという滝廉太郎の名曲を菓名に取り入れた。電話かファクス、インターネットで注文を。TEL0974・63・1811、FAX63・1882、http://www.tajimaya-roho.co.jp

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