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2004.7.22(木)更新  民族楽器の旅
 
民族楽器の旅 マラカス(キューバ)  
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木の実生まれの打楽器

 もともとヤシ科の実「マラカ」を乾燥させて、その中の種を残したもので、打楽器に分類される。両手に1本ずつ持って演奏するので、複数形の「マラカス」となる。

 キューバを中心に、ラテンアメリカ音楽にとっては、欠かせない存在だ。サルサやサンバなど陽気でアップビートなラテン音楽の中で、リズムキープという職人的な役割を担う。振れば音が出る、という単純な構造ながら、振り下ろしてから音が出るまで一瞬の間があるため、リズムに乗って演奏するのは結構難しい。全身を使って音に集中しなければラテンのリズムは生まれない。本場では、マラケーロと呼ばれるマラカスを専門に演奏する人がいるほど奥の深い楽器だ。

   *     *   

地図  2本のマラカスは音に高低差のあるものを持つのが基本。振り方や持ち方次第で音も変わる。魅力は、プラスチックや革などの容器と、石やビーズなど中身との組み合わせが豊富で、持ち運びがしやすいことだ。

 テキーラとラテンバンドが似合う夏こそ、グラスを片手に職人芸の「マラカス」に注目してみては。


◆ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(写真) 
   昨年7月に95歳でなくなった、キューバの国宝級ギタリスト、コンパイ・セグンドを中心にしたキューバ音楽の草分け的グループ。哀愁のある旋律と、しぶい声が心に響く14曲。2447円。

上記CDを5人にプレゼントします。
応募は7月29日まで。

応募

提供
世界の民族音楽CD
カルタコム

◆BON−BON BLANCOライブツアー
 7月23日(金)、名古屋アポロシアター。7月26日(月)、仙台HOOK。7月28日(水)、心斎橋DROP。7月30日(金)、広島Cave−be。8月1日(日)、福岡ビブレホール。8月4日(水)、新潟JUNK BOX。8月7日(土)、渋谷クラブクアトロ。チケット状況など詳細は問い合わせを。
 問い合わせはインターブレンド(TEL03・3492・0373、平日午後1時〜7時)。

◆クロコダイル
 渋谷区神宮前6丁目(原宿駅、TEL03・3499・5205)。サルサをはじめとしたラテン音楽のライブを開催することが多いライブハウス。日本のラテンバンド、オルケスタ・デル・ソルも数カ月に一度出演している。


◆映画「モロ・ノ・ブラジル」(写真)
 監督ミカ・カウリスマキ自らが、ブラジル音楽のルーツをたどる4000キロに及ぶロードムービー。サンバやボサノバ、地方色豊かなミュージシャン、ダンサーたちとの素晴らしい出会いと別れをつづった1時間45分。
 上映予定=7月24日(土)、新文芸座(池袋駅)でオールナイトイベント。26日(月)〜30日(金)、下高井戸シネマ(下高井戸駅)でレートショー。詳細は問い合わせを。問い合わせはアルシネテラン(TEL03・5467・3730)。

◆シガークラブ(写真) 
 目黒区三田1丁目のウェスティンホテル東京内、シガーショップ&ラウンジ「シガークラブ」(恵比寿駅、TEL03・5449・8477)。キューバシガー150種をとりそろえる。お薦めは、カストロ議長も愛用しているという「トリニダッド」(1700〜4200円)。ドミニカ共和国の葉巻なども販売。併設のラウンジで銘酒とともに味わえる。
 営業時間は、午前11時〜午後10時((日)(祝)は8時まで)。

BON−BON BLANCO

元気なラテンガール5人組
BON−BON BLANCO

奏  マラカス、ボンゴ、コンガ、ティンバレスの打楽器を演奏しながら歌う現役女子中高生のラテンガールズバンド。スペイン語で「イケてるじゃじゃ馬」という意味のグループ名の通り、明るく元気いっぱい。30度を超える猛暑の中で行われた撮影も、ハイテンションのままこなすラテン気質な5人組だ。

 デビューして2年。フジテレビの人気アニメ「ワンピース」のテーマソング「BON VOYAGE!」を歌い、小学校訪問ライブをこなしながら、コンサートツアーの練習に余念がない。

 ボンゴのルリは、猛練習で「切れて血が出たり、まめができたり」。コンガのイズミは「自分のももや机をたたいて練習してます」。ティンバレスのトモヨは「ラテンは自由気ままな音楽」。キレのあるダンスと歌唱力が魅力のサントス・アンナは「ミュージシャンとして、ラテン音楽を広めていきたい」とプロ意識をのぞかせた。個々のアイデアは、学業の合間の週3日のレッスンに持ち寄り、セッションしてまとめ上げる。

 マラカスの難しさと魅力について、担当のマコは「音と動きのタイミングがずれているのが、慣れるまで大変ですが、少し早めに入るとタイミングが合います。手首をやわらかくして、全身でリズムを感じるとステキな音が出るんです」と話す。


エール 奥が深い楽器

歌手・マルシアさん  ラテン音楽はHappyになれるから大好きです。聴いてると自然に体が動いて踊りたくなっちゃう。いろんなジャンルの音楽が好きですが、ふるさとを思うときはやっぱりブラジルの音楽を聴きます。マラカスを含めパーカッションを演奏する人はみんな天才に見えます。キューバ、ブラジル人特有の炎のような熱いエネルギー、パワーを持っている、ステキな人ばかり。奥が深いジャンルなので、プロにこそ演奏してほしいと思います。


 これまでのコラム
 
●二胡(中国) 賈 鵬芳(ジャー・パンファン)
 ●タブラ(インド) 吉見 征樹
 ●バグパイプ(イギリス) 山根 篤
 ●ケーナ(ペルー) 田中 健
 ●ジェンベ(マリ) 池田 正博
 ●馬頭琴(モンゴル) チ・ブルグット
 ●ツィンバロム(ハンガリー) 斉藤 浩
 ●古筝(中国) 伍芳(ウー・ファン)
 ●ウクレレ(米国) 高木ブー
 ●津軽三味線(日本) 上妻宏光
 ●アルプホルン(スイス) 玉川アルプホルンクラブ
 ●アルパ(パラグアイ) 上松 美香
 ●ディジュリ ドゥ(オーストラリア) 哲J
 ●ビリンバウ(ブラジル) 丸山祐一郎
 ●ウード(チュニジア) 常味 裕司
(2004年7月22日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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