いつも笑顔の中心に
テレビドラマや沖縄出身のミュージシャンによって、すっかりおなじみの三線。14世紀末に中国・福建省から伝わって以来、600年以上に渡って沖縄の人の心を支えてきた楽器だ。
ニシキヘビの皮の胴に3本の弦が張ってある。左手の人さし指、中指、小指のうちの1本で弦を押さえ、右手の人さし指で弦をつまびいて音を出す。
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この楽器が、ペンペンと音を出し、太鼓のリズムが聴こえてくると、人々は自然と立ち上がり、踊りだす。歌や踊りは幸せを呼ぶという言い伝えが沖縄の人々の心に浸透している。
島の大部分が焼け野原となった沖縄戦のあと、絶望のどん底にいた人々は、生きる希望を音楽に求めた。「踊りたい、うたいたい」。そんな思いから、米軍から支給された缶詰の空き缶に落下傘の糸を張って、代用品にしていた。今ではお土産品にもなっている「カンカラー三線」だ。
それから60年、今でも三線は、人の心を元気にする。東京に増えつづける沖縄料理の店の多くは、三線ライブを開くと立ち見が出るほどの盛況ぶりだ。
故郷を思い、うたい踊る。忘れていたものを思いだし、元気になれる。沖縄の笑顔の輪の中心には、いつも三線がある。
◆よなは徹「カチャーシー・ア・ゴーゴー」(写真)
三線の演奏に合わせて、各自が好きなスタイルで踊る「カチャーシー」。沖縄では、結婚式などの祝い事では今でも必ず踊られている。地元の人が踊るときの定番曲ばかりを集めて、よなはがプロデュースした。全11曲。2625円。
◆平安隆with吉川忠英「音遊(うとあし)び」(写真)
平安が、日本を代表するアコースティックギタリストの吉川と組んで作った沖縄民謡のベスト・アコースティックセレクション。民謡の原曲のメロディーラインを残しながら、アレンジすることで新鮮な感覚を盛り込んだインストゥルメンタル集。全12曲。2940円。
◆「登川誠仁&知名定男」(写真)
琉球民謡協会名誉会長で70歳を過ぎてもなお生き生きとした歌声を聴かせる登川(右)、ネーネーズのプロデューサーとして知られる知名が組んだ初アルバム。知名は、大阪で生まれ、12歳で登川に弟子入りした後、独自の世界を広げてきた。二人の巨匠が選曲した沖縄民謡を代表する1枚。全15曲。3150円。
◆島唄楽園(パラダイス)
東京都港区六本木7丁目(六本木駅、TEL03・3470・2310、http://homepage1.nifty.com/myers/)。化学調味料を使わない手作りの本格的沖縄料理が楽しめる。沖縄産の豚を7時間も煮込んだラフテー(1260円)が人気。不定期で島唄ライブを開催=写真。
12月11日(土)、沖縄ポップスのわらぶー、12月22日(水)、八重山民謡の松竹けんしろう、12月25日(土)、女性三線デュオのぱにぱに。営業時間は午前11時〜午後2時半、午後5時〜午前0時。(日)(祝)休み。
◆年忘れ カチャーシー・ア・ゴーゴー
12月26日(日)午後6時、東京都港区南青山5丁目のスパイラル・レストランCAY(表参道駅、TEL03・3498・5790)。 よなは徹のアルバム発売記念ライブイベント。よなはのほか、内里美香、松田一利ら出演。本格的なカチャーシーや歌、三線を楽しめる。アルバムから「豊年音頭」「唐船ドーイ」などを演奏予定。全席自由4000円(前売り3500円)。
◆わしたショップ銀座店
東京・銀座(有楽町駅、TEL03・3535・6991)。沖縄県の特産品約4000種類がそろう店。琉球文化体験ゾーンも。三線ライブなどのイベントも随時開催。営業時間は午前10時半〜午後7時半。
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