「自分の音」探す楽しさ
金属の棒を木の箱などに留め、親指ではじくだけのシンプルな構造。そこからオルゴールのような澄んだ繊細な音が流れる。アフリカでイメージされる太鼓の激しいリズムとは対局の、静かな小さな音だ。
左右の親指で金属棒をはじいて音をテンポよく重ねていく。ポロポロと鳴る透明な音に、棒に金属片を巻き付けるなどしてジージーというサワリ音を入れる。三味線と同様、音に幅や奥行きが増すのだ。
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カリンバはタンザニアやジンバブエをはじめ、サハラ以南のアフリカの多くの国で演奏される。名称はそれぞれの言葉で呼ぶため、カリンバ、ムビラ、サンザや、ヨーロッパ人がつけた親指ピアノも含め数百ある。棒が2段のものやサイズも音量も大きいものなど例外も多い。ただ基本的には持ち運びに便利な大きさなので、畑仕事の合間など、日常の中で大人が個人の楽しみとして弾く楽器だ。
一番よい音を聞くには、自分で弾くことだ。共鳴用の穴が演奏者側に向いており、また共鳴するときの振動が手に伝わる。少人数で楽しむための楽器なのだ。決められた曲も音階もない。自分が心地よい音、音階を見つけ、「私のカリンバ」をつくる面白さが、人を引きつける。
◆ロビン・ロイド「コップがいっぱい」(写真)
カリンバを中心にした全13曲。ロイドが「すずかけ作業所絵画クラブ」の絵に触発されて作曲したもので、その絵もポストカード(14枚)として入っている。どの絵がどの曲かを想像するのも楽しい。2600円。首都圏では台東区のコマキ楽器(TEL03・3842・6042)で購入できる。どら・くりえーしょん(TEL・FAX075・752・1941、http://www.robbin-muse.info)から郵送も。
◆「ジンバブエ」ショナ族のムビラ1〜3(写真)
ジンバブエのムビラは、精霊と交信するために演奏されてきた。タンザニアのカリンバとは違い、キーが2段になっており、右手人さし指も使う。現地での演奏を録音したもの。1=写真=は全9曲、2は8曲、3は6曲。各1529円(ワーナーミュージック・ジャパン)。
◆アフリカ料理専門店「ローズ・ド・サハラ」
東京都渋谷区代々木2丁目(新宿駅、TEL03・3379・6427)。タンザニアのティンガティンガアートの絵などが店内には飾られ、スタッフの多くがアフリカ人。東アフリカ料理は、トウモロコシの粉を練った主食の「ウガリ」(写真上、2100円、野菜のミートソース付き)、「ダチョウのサイコロステーキ」(同右下、1575円)、「ケニア風サラダ」(同左下、945円)。
午前11時半〜午後3時、5時〜11時半((火)は夜のみ、(土)(日)(祝)は正午から)。
◆カリンバ・ワークショップ
1月21日(金)午後7時、東京都世田谷区下馬2丁目の世田谷ボランティアセンター(三軒茶屋駅)。西洋音階にチューニングしたカリンバで名曲を弾く。講師は鈴木章人さん。1500円。定員6人。問い合わせは地球雑貨ふろむ・あーす(TEL03・3414・3545)。
◆手作りカリンバ(写真)
学研オンラインショップ(http://shop.gakken.co.jp/)では自分で作れるカリンバを販売している。

キットにはシンプルな木の箱が入っているので、絵を描いたり、彫刻を彫ったりしてオリジナルデザインを楽しめる。
対象年齢小学生以上。縦156×横115×厚さ30ミリ。1000円(送料別)。
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