ヒマラヤの風、運ぶ笛
バンスリー、バーンスリーともいう。紀元前15世紀以降のヴェーダ時代から、北インドで使われていた竹製の横笛で、日本の篠笛(しのぶえ)、ヨーロッパのフルートなどの原型といわれる。ヒンドゥー教のクリシュナ神ゆかりの笛でもあり、庶民の音楽には欠かせないが、古典音楽では第2次大戦後まで使われなかった。ヒンドゥー教の僧侶にとって地中の野菜「タケノコ」は不浄。それが育った竹も不浄で、僧侶階級に属す古典演奏家が竹の笛を吹くことはなかったのだ。
材料となる、節間が長く太さの均一な竹は、インド、ネパール、インドネシアのバリ島と、日本の高知県にしかないもの。吹き口の側をふさぎ、指穴6カ所、最低音を決める捨て穴1カ所を開けた単純な構造だ。演奏時には曲のキーに合わせて様々な長さと太さのものを用い、素朴で柔らかな低音が特徴だ。
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唇の角度で音色を変える。重要なのは、息を途絶えさせない循環呼吸と指使いによる装飾音。1音ごとに上下や緩急をつける。小さなコブシが鈴のように音を飾る節回しが、ヒマラヤの暮らしを思わせる、あの哀愁のある響きを生み出す。
◆「インドのバーンスリー−−ハリプラサド・チョウラシア」
夜に演奏されるラーガ(インドの旋法)「ブーパーリー」を収録。独奏とタブラとの合奏。インドの人間国宝、チョウラシアによる古典音楽のバンスリが聴ける。2000円。
上記CDを5人にプレゼントします
応募は1月27日まで

提供
 カルタコム
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◆インドラ「クマリ」(写真)
一昨年リリース。シンセサイザーと競演したアルバム。オリジナル曲のほか、「コンドルは飛んでいく」のカバーなど10曲。クマリとは、今も信仰されるネパール仏教の「生きた女神」。代々4〜5歳の少女から選ばれ、崇拝されるという。2940円。問い合わせはProject−T(TEL03・5475・6913)。
◆北インド古典音楽ライブ
2月12日(土)午後7時半、東京都杉並区西荻北2丁目の音や金時(西荻窪駅、TEL03・5382・2020)。
バンスリ演奏は寺原太郎。武藤景介(シタール)、湯沢啓紀(タブラ)との共演で北インドの古典音楽を。2ステージ制。2600円。寺原は、千葉県船橋市の自宅でバンスリ教室も開講。詳細はファクスかEメールで問い合わせを(FAX047・421・3314、srgm@pure.ne.jp、http://www.pure.ne.jp/~fueya/)。
◆ネパールの居酒家 マーダル
東京都品川区上大崎2丁目の、目黒ビジネスマンション5階(目黒駅、TEL03・3442・3566)。
ネパールの家庭料理を再現したという素朴な味。レンズ豆、羊肉など、15種のカレー(682円〜)のほか、蒸しギョーザ「モモ」(630円)、豚肉のスパイスあえ「チョエラ」(735円)など=写真。ランチ(平日)は午前11時半〜午後2時半、ディナーは5時半〜11時((土)(日)(祝)(休)は6時から)。
◆映画「キャラバン」
エリック・バリ監督。ティレン・ロンドゥップら出演。フランス、ネパール、イギリス、スイス合作。1999年。ヒマラヤ山脈を越え、ヤクを連れて塩を運ぶキャラバン。美しい映像で北ネパールの山村に生活する人々を描く。DVD4935円。問い合わせはタキコーポレーション(TEL03・3496・5775)。
◆通販サイト ティラキタ
インドの雑貨、映画、CD、民族楽器などを扱うホームページ(http://www.tirakita.com/)。タブラ、シタールなどのほか、バンスリは4800円から購入できる。問い合わせ、注文は電話、ファクス、eメールでも(TEL・FAX=046・852・3352、toiawase@tirakita.com)。
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