木箱の中から多彩な音
「え? これが楽器なの?」。初めて見た人は、おそらく誰もがそう思う。イスか四角い木の箱としか見えない楽器。その名も見た目通り、スペイン語で「箱」という意味だ。
19世紀、アフリカから中南米に渡った黒人たちが、唯一の楽しみとして楽器の代わりに積み荷の箱をたたいたのが始まりだといわれる。
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高さ50センチほどの木の箱の楽器で、その上に腰掛け、箱の前面や側面を手のひらでたたいて音を出す。箱の中は空洞で、側面に空いたリンゴの大きさ程の穴から空気が抜ける。シンプルな構造だが音色は多彩で、たたく位置によって高低さまざまな音が出る。また、板を止めるネジの数、穴の位置によっても全く雰囲気の違う音色になるので、プロの演奏家は楽器の開発に余念がない。
カホンといえばスペインを想像する人がいる。それは、フラメンコの舞台で使われた場面を目にしたからだろう。実際は、フラメンコギターの巨匠パコ・デ・ルシアがチリを訪れたときに、その音色とリズムに魅了され、演奏に取り入れるようになったのが始まりだという。
◆吉田兄弟「ムーブ」(写真)

伝統に現代の感覚を調和させることで人気の津軽三味線デュオが、00年に発売したセカンドアルバム。カホン奏者・金井秀正とのコラボレーションが聴きどころ。全8曲。3000円(ビクターエンタテインメント)。
上記CDを5人にプレゼントします
応募は2月24日まで

提供
 カルタコム
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◆仙道さおり「アルカイック」(写真)

ピアノの林正樹と組んだユニット「アルカイック」の初アルバム。「巣」は、仙道のカホンソロ。見た目が巣箱みたいだからと名付けられたオリジナル曲。全10曲。2200円。問い合わせはセンドーカンパニー(TEL047・344・8729)。
◆フラメンコ映画「ジターノ」
フラメンコ界のスター、ホアキン・コルテス主演。ファミリーの抗争に巻き込まれ、愛と報復のはざまで苦悩する男の姿を描いたドラマ。日本でも公開され、広くカホンが知られるきっかけとなった。00年、スペイン・独。DVD=写真=が3月23日(水)に発売。2940円(コロムビアME)。
オリジナルサウンドトラックも発売中。全18曲。2520円(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)。
◆TOPS BAR2
東京・新宿(新宿駅、TEL03・3354・6960)。ミュージックチャージ無料のバー。カクテルやウイスキーと一緒に、ピザやソーセージの軽食が楽しめる。毎週(土)(日)の夜(2月は18日(金)、24日(木)、25日(金)も)、ジャズの生演奏がある。スケジュールはホームページ(http://r.gnavi.co.jp/g695103/)で。
2月18日、午後8時15分、9時半、10時40分から約40分間、仙道と林のユニット「アルカイック」のライブ。
◆「Decora(デコラ)43」
北海道・旭川でカホンを制作しているアトリエリブラ(TEL0166・51・3352、http://decora43.com)のサイト。仙道をはじめ、ヤヒロトモヒロら多くのプロ演奏家が、ここのカホンを使用。一般への販売も。48×31×30センチのカホンで2万6250円など。東京都台東区西浅草1丁目のコマキ楽器(TEL03・3842・6042)でも販売。
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