命の刻印、音圧の源
「日本の伝統楽器」に、和太鼓を挙げる人は多いだろう。古来神事や雨ごいなどの行事、民俗芸能に欠かせない楽器として用いられてきた。だが、最近活躍する和太鼓の演奏スタイルの歴史は、実は新しい。
民俗芸能としての和太鼓は、あくまで脇役の楽器だった。様々な和太鼓の組み合わせで演奏する「組太鼓」は、高度成長期以降に、現代の創作太鼓の流れの中で生まれたもの。60年代後半から、プロの創作太鼓集団が次々と世に出た。背景には、伝統文化への関心の高まり、大阪万博の開催など海外とのかかわりの中で、日本独自の楽器への注目もあったようだ。
神社や寺院で使われ、「宮太鼓」とも呼ばれる「長胴太鼓」は、ケヤキなどをくりぬいた胴に、皮を鉄の鋲(びょう)で留める。縄やボルトで上下の皮を締める「締め太鼓」には、小ぶりで高い音を出す「附締(つけしめ)太鼓」、杉板などを桶(おけ)状につないで胴を作る「桶胴太鼓」などの種類がある。両面に皮を張り、ほとんどがバチで打つというのが、日本の太鼓の特徴だ。
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打面には牛などの皮を使う。3尺(約1メートル)ほどの大太鼓になると、牛の背中側からいっぱいに採るため、打面の中央にうっすらと背筋の線が見える。長胴太鼓のくりぬき胴には、年を経た大木の年輪が浮かびあがる。生々しい命のしるしが、数ある楽器の中でも卓越した音量を誇る和太鼓の、パワーの源泉のようにも見える
◆東京打撃団「壱」(写真)

00年にリリースされた、富田和明、林田博幸ら第1期のメンバーによるアルバム。コンサートでも定番の「萬来」など5曲。2100円。問い合わせはアートウィル(03・3727・1003)。
◆日本の大太鼓(写真)

御諏訪(おすわ)太鼓、鬼太鼓座らの演奏で大太鼓の迫力が味わえる。6曲収録。カルタコムで買うと2000円。
上記CDを各5人にプレゼントします
応募は4月7日まで
東京打撃団「壱」

提供 アートウィル
日本の大太鼓

提供
 カルタコム
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◆東京打撃団コンサート
5月28日(土)午後4時、千葉県松戸市千駄堀の、森のホール21(新八柱駅)。4000円、3歳〜中学生2000円。問い合わせは労音東葛センター(047・365・9911)。
▼4月21日(木)、22日(金)、23日(土)、26日(火)、柏市柏下の市民文化会館(柏駅)、東京・渋谷の渋谷公会堂(渋谷駅)ほかで、東京打撃団の小編成ユニット「小太郎」と、高橋祐次郎率いる津軽三味線グループ「風≠jAZE」の共演。3500円〜4500円。問い合わせはMIN―ONチケットセンター(03・3226・9999)。詳細はアートウィル(http://www.artwill.co.jp)。
◆伝統芸能和太鼓ワークショップ
5月15日(日)、午前10時〜午後5時、東京都新宿区北新宿2丁目の新宿村スタジオ(西新宿駅)。各地の伝統芸能を研究する講師・松田和彦が、伝統的な和太鼓の基本を指導。定員15人。1万5000円。要予約。問い合わせはビーネイチャー(03・5774・5801)。
◆「太鼓アイランド」
4月から月2回の(水)、午後7時〜9時半、東京都江東区亀戸2丁目のカメリアホール(亀戸駅、TEL03・5626・2125)。
鼓童、東京打撃団などを経てフリーで活動する富田和明が指導。月額7000円、入会金1000円。要予約。東京、神奈川、埼玉ほかでも開催。体験コースも。詳細はホームページ(http://www.tomida-net.com)。
◆映画「無法松の一生」(写真)

1943年、大映京都。稲垣浩監督、阪東妻三郎主演。北九州の小倉を舞台に、人力車夫・松五郎の一生を描く。祇園太鼓のシーンが印象的。「阪東妻三郎傑作選DVD―BOX」(写真、4万7250円)に収録。ビデオ(6825円)も。問い合わせは角川大映通販クラブ(04・7175・2563)。
◆書籍「太鼓という楽器」(写真)

石川県の和太鼓メーカー・浅野太鼓楽器店の研究部門・浅野太鼓文化研究所(TEL076・277・1721)が出版。
太鼓専門誌「たいころじい」の連載をまとめたもの。材質から音まで、カラー写真を交え、太鼓そのものについて詳細に解説する。1500円。
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