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乾杯 日本ワイン
今週のワイン
登美の丘(1)
サントリー登美の丘ワイナリー
住所 山梨県双葉町大垈2786
電話番号 0551・28・7311
ホームページ http://suntory.jp/FACTORY/
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登美の丘 白 00
720ミリリットル 3010円
※登美の丘 取り扱い店リストは
ここをクリック
登美の丘
vol.10 高貴な香り、ミネラルの硬い味
イラスト
イラスト・マリオン編集部
 山梨県北西部にある双葉町の一部は、かつて「登美村」と呼ばれていた。高台に位置する「登って美しい村」だったことに由来するという。ここに、旧村の名を残す「サントリー登美の丘ワイナリー」がある。

 富士を仰ぎ、眼下に甲府盆地を一望する風光明美な丘は、1909(明治42)年、土木請負業・小山新助さんが「登美農園」として開拓した。

 しかし、幾多の困難に見舞われ、赤字を抱えて銀行の抵当に入り、荒廃したまま放置されていたところ、1936年、赤玉ポートワインで大成功した寿屋の鳥井信治郎さん(初代サントリー社長)が買収する。後に「ブドウの神様」などと呼ばれる新潟の川上善兵衛さんと協力して復興し、現在の「登美の丘ワイナリー」になる。総面積150ヘクタールの広大なブドウ園では、主に欧州系品種を栽培している。

 長い日照時間、少ない降雨量、日当たりの良い南向きの斜面、砂利の混じった土壌。どれも欧州の銘醸地に似ている。「ここならヨーロッパ並みの高級ワインを生むことができるかもしれない」と、「登美の丘」を訪れた際に直感した。

 「シャルドネ」を主体に仕込んだ「登美の丘(白)」が気に入った。「シャルドネ」はフランス、ブルゴーニュ地方の高級白ワイン用のブドウ。石灰質土壌から良い「シャルドネ」が生まれる。日本での栽培は難しいといわれているが、ここの「シャルドネ」は、岩だらけだった土地を爆破しながら開墾した畑で栽培されている。石灰岩をすき込むなどの土壌改良も行った。

 堂々とした「つやのある黄金色」は秋の稲穂を思わせ、「高貴な香り」が漂う。口に含むと「ドライ」でありながらも、「舌先にデリケートな甘み」が広がり、飲みこんだ後、「鉱物的なミネラルの硬い味」によって口の中が引き締められる。

 フランスを代表するドライな白ワイン「シャブリ」に匹敵する味だ。日本にもこれだけの白ワインがあることを、多くの人に知って欲しい。

登美の丘ワイン 首都圏取り扱い店リスト
東京都カーヴ・ド・ヴァン・・・・・・港区元赤坂1の2の3 サントリービルB1
東急本店 松坂屋 銀座店・上野店
新宿タカシマヤ 立川高島屋
千葉県 伊勢丹 松戸店
群馬県 高崎高島屋
※サントリーによる/登美の丘(白)は取り寄せの場合もあります


(2003年7月7日朝日新聞東京本社朝刊のマリオン紙面から)

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