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乾杯 日本ワイン
今週のワイン
グレイスワイン(1)
中央葡萄酒
住所 山梨県勝沼町等々力173
電話番号 0553・44・1230
ホームページ http://www.grace-wine.jp
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グレイス甲州 鳥居平畑 02 白
720ミリリットル 2000円
※グレイスワイン 取り扱い店リスト
http://www.grace-wine.jp/GRACE/wine-shop.html

※グレイス甲州鳥居平畑は取り寄せの場合があります
グレイス甲州 鳥居平畑
vol.12 世界レベルを目指した「甲州」
イラスト
イラスト・マリオン編集部
 「ブドウ郷」として名高い山梨県勝沼町には、30社を超える大小ワイナリーが集まり、日本を代表する「ワインカントリー」として海外でも知られるようになった。

 勝沼ではほとんどのワイナリーが、「甲州ブドウ」から白ワインを生産しているが、残念なことに海外で「甲州ワイン」を知る人は少ない。

 「甲州種から世界に通用する品質の白ワインを造りたい」と、本気で取り組んでいるのが、勝沼町で創業80年の中央葡萄酒(ぶどうしゅ)の4代目当主、三沢茂計(しげかず)(54)さん。

 三沢さんは東京の大学を卒業後、商社に勤務したが、34歳で勝沼に戻り家業を継いだ。もともと中央葡萄酒の甲州ワインの評価は高かったが、02年ビンテージからは、勝沼の鳥居平地区で栽培された「甲州」だけを使用したワイン造りに取り組んでいる。

 鳥居平地区は勝沼町の南向きの急斜面に位置し、そのブドウは粒が小さく甘みが強い。このブドウだけを使用する三沢さんの試みは、新たな甲州ワインの新境地を切り開くチャレンジと言える。

 02年収穫の「グレイス甲州鳥居平畑」は、4100本しか仕込むことができなかったワイン。大切に味わいたい。

 グラスの中のワインは若々しい輝きを放ち、「モモやリンゴの果樹園を歩いているような、甘く魅惑的な香り」がする。口に含めば「渋みのない赤ワイン」のように、濃縮されたエキスがあり、ドライで、地中からブドウが蓄えた力強いエネルギーを感じる。

 フランスでは「ワインは土地の味」と表現されるが、このワインを飲んでいると鳥居平で育ったブドウにしかない「鉱物的なたくましい味わい」を感じることができる。昔は「土がついた野菜」の方がおいしかったことを、このワインは思い出させてくれた。

 あまり冷やし過ぎずに、サバやアジ、アナゴなどの握りずしに合わせて、ゆっくり味わうと、格別の白ワインである。


(2003年7月28日朝日新聞東京本社朝刊のマリオン紙面から)

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