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乾杯 日本ワイン
今週のワイン
フジクレール
フジッコワイナリー
住所 山梨県勝沼町下岩崎2770の1
電話番号 0553・44・3181
ホームページ http://www.fujiclairwine.jp
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甲州樽熟成甘口 01 白
720ミリリットル 2500円
※フジクレール首都圏取り扱いリストは
ここをクリック
甲州樽熟成甘口 01 白
vol.14 樽で寝かせた甘口の「甲州」
イラスト
イラスト・マリオン編集部
 山梨県勝沼町の「フジッコワイナリー」は、日本の伝統的な総菜や自然食品を手がける「フジッコ」系列のワイナリー。中央道勝沼インターを下りてすぐのところにある。

 訪れてみて、食品メーカーの子会社だけあって清潔で衛生的な施設であることに感心した。ここでブドウ栽培から醸造までを担当する雨宮幸一さん(34)は、地元勝沼産の甲州ブドウで「甘口の甲州ワイン」を仕込んでいる。

 本来、ワインの甘みは糖分を加えたものではなく、ブドウに由来する自然の糖分でなければならない。当然、甘口ワインになるブドウは完熟しなければならないが、雨が多い日本ではブドウが腐敗するリスクを伴う。そこで雨宮さんは「氷結果汁仕込み」という方法を用いている。

 フランスやドイツでも行われている製法で、ブドウ果汁を凍らせることで、水分を減らして糖度の比率を高める。粒の大きい甲州種のブドウを甘口に仕上げるには適した方法の一つで、日本のワイナリーでも用いられるようになった。雨宮さんはさらに、ワインをフランス産オークの樽(たる)で6カ月間寝かせているところが、ソムリエにとって興味深い部分だ。

 「甲州樽熟成」のために、カットの模様の入ったクリスタルのグラスを選んでみた。ワインを注いでみると光が屈折した「きらきらとした輝き」を放つ。そしてオークの樽で寝かされたワイン特有の「バニラのように甘い樹脂」の香りが感じられる。口に含むと「羽毛のような舌触り」で、「ほろ苦いマーマレードのようなオレンジの皮」を連想させるフレーバーを残す。「優しく、清純な乙女」のような愛らしさを持つ。

 友人とおしゃべりをしながら、食事と一緒に楽しみたいワインもあるが、このワインはゆっくり1人で味わってもいい。雨が降って外出するのが憂うつな休日の午後、好きな音楽を聞きながら飲んでみたいと思わせる、心が癒やされるような心地よい甘みだ。

フジクレール 首都圏取り扱い店リスト
神奈川県 込山仲次郎商店 丸井店・・・・・・横浜市戸塚区戸塚町10 ラピスB1
富登美酒店・・・・・・横浜市鶴見区仲通り1の57の2
川松屋商店・・・・・・横浜市南区弘明寺148
みなと屋・・・・・・鎌倉市大船1の4の1 ルミネウイング2F
リカーショップタテバ・・・・・・横浜市泉区和泉町4042
※フジッコワイナリーによる/甲州樽熟成甘口は取り寄せの場合があります


(2003年8月25日朝日新聞東京本社朝刊のマリオン紙面から)

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