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乾杯 日本ワイン
今週のワイン
キャネーワイン
金井醸造場
住所 山梨県山梨市万力806
電話番号 0553・22・0148
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キャネー メルロ 01 赤
720ミリリットル 3000円
※キャネーワイン「キャネー メルロ」
首都圏取り扱いリストはここをクリック
キャネー メルロ 01 赤
vol.17 懐かしさ感じる森林の香り
イラスト
イラスト・マリオン編集部
 山梨市の笛吹川フルーツ公園近くの国道沿いにある金井醸造場は、家族経営のワイナリー。ワインショップを営みながら年間2万5000本程度のワインを出荷している。

 現在は「子供の頃から父のワイン造りを手伝って育った」と自認する、2代目の金井一郎さん(30)が取り仕切っている。大学では建築を専攻し、建設会社に入社後、しばらくワインと無縁の生活を送っていたが、社会人になって口にした1本のワインに感動し、「やはり家業を継ぐことになった」と言う。

 0・15ヘクタールのブドウ園は「万力山路」と呼ばれる日当たりの良い南側斜面にあり、もともとは桑畑だった。最初は父の和彦さん(66)が食用の「デラウェア」を植樹した。それから「甲州」や「シャルドネ」などの白ブドウも栽培したが、「ワイナリーを継ぐきっかけとなった赤ワインの味が忘れられない」という一郎さんの強い希望があり、98年に欧州系品種である「カベルネ・ソーヴィニョン」と「メルロ」を植えた。そして生まれた赤ワインが「キャネー メルロ」(00年収穫)。最初のリリースはわずか200本である。01年には594本になり、02年には1100本になった。

 今回は01年を味わってみることにした。グラスに注がれたワインは「濃い深紅色」で、当たり年のボルドーワインを思わせ、「夕立の後の公園を歩いた時に感じる」森林の香りは、どこか懐かしさを感じさせる。口当たりは「穏やか」で、じっくりと味わえば「着古したコットンのように」自然で、若いワインにしてはとても洗練された味わいである。ワインとともに食べている「マッシュルームと豚ロースのソテー」にピッタリだ。「一人歩きせず、自己主張せず、少し控えめな味わい」のワインが料理を引き立てる。

 「父とは違うワインを造りたい」と語る一郎さん。小規模であるが、生産者が真心を込めて仕込んだワインを紹介できることが、ソムリエとしてとてもうれしい。

キャネーワイン「キャネー メルロ」 首都圏取り扱い店リスト
山梨県 ワインショップ カナイ・・・・・・山梨市万力806
※金井醸造場による


(2003年9月15日朝日新聞東京本社朝刊のマリオン紙面から)

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