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乾杯 日本ワイン
今週のワイン
機山ワイン
機山洋酒工業
住所 山梨県塩山市三日市場3313
電話番号 0553・33・3024
ホームページ http://www.kizan.co.jp
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キザンスパークリング
トラディショナルブリュット
白 辛口
750ミリリットル 2800円
※キザンスパークリングトラディショナルブリュット
山梨県取り扱い店リストはここをクリック
キザンスパークリング トラディショナルブリュット
vol.28 甲州種の本格スパークリング
イラスト
イラスト・マリオン編集部
 山梨県の中央道勝沼インターを下りて、牧丘方面に進んだ県道沿いの民家が「機山ワイン」である。設立は1930年、今は3代目の土屋幸三さん(38)と由香里さん(37)夫婦がワイナリーを営んでいる。

 幸三さんは総合酒類メーカー、由香里さんは日本酒メーカーの研究員として働き、93年に結婚し、翌年にワイナリーを引き継ぐ。「本格的なワインを造りたい」と、結婚後に由香里さんは単身オーストラリアに渡り、大学院で醸造を学んだ。

 欧州系の品種を使用したワインのほかに、「マール」と呼ばれるとても珍しい「ブドウの絞りかすのブランデー」を生産しているが、私がもっとも驚いたのは、フランスの「シャンパン」(仏語では「シャンパーニュ」と発音する)と同じ方法を用いた「キザンスパークリング トラディショナルブリュット」だった。シャンパンの製造法である「瓶内二次発酵法」は、17世紀にシャンパーニュ地方の修道院僧ドン・ペリニョンによって考案された。「機山ワイン」では、原料に日本在来の「甲州種」のブドウを使用する。

 十分に冷やしたスパークリングワインを細長いグラスに注ぐ。「真っ暗な森林の夜空にきらめく、無数の星」を思わせる、とても細やかな気泡が緩やかに立ち上がる。グラスを鼻に引き寄せてみると、「洋梨のような甘い果物」の香りがあるが、「焼き立てのパンを思わせる、酵母に由来する香り」も感じる。口に含んでみれば「活発な気泡、さわやかな酸」によって口蓋(こうがい)から唾液(だえき)が促され、後味にほのかな渋味が残る。まるで「渓流の清水のような」ワイン。キノコ、山菜、小魚の天ぷらと味わってみたい。

 言うまでも無く「シャンパン」はスパークリングワインの王様だ。しかし、日本の在来品種を使った本格スパークリングワインを造る生産者がいることに感激している。

*記載価格はワイナリー直売価格です。

キザンスパークリングトラディショナルブリュット 山梨県取り扱い店リスト
長谷部酒店・・・・・・大月市猿橋町猿橋200 二葉屋・・・・・・富士吉田市大明見4470
ふじたや山中店・・・・・・山中湖村山中98 酒のながさわ・・・・・・甲府市中央5の7の10
依田酒店・・・・・・甲府市徳行5の6の1 磯部酒店・・・・・・甲府市高畑2の4の3
アマノパークス敷島店・・・・・・敷島町大下条1061の1 上村商店・・・・・・須玉町大豆生田597

(2003年12月8日朝日新聞東京本社朝刊のマリオン紙面から)

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