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乾杯 日本ワイン
今週のワイン
キュベ・ヨシコ
タケダワイナリー
住所 山形県上山市四ツ谷2の6の1
電話番号 023・672・0040
ホームページ http://www.takeda-wine.co.jp/
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ドメイヌ・タケダ
キュベ・ヨシコ99 白 辛口
750ミリリットル 8000円
※ドメイヌ・タケダ<キュベ・ヨシコ>
首都圏取り扱い店リストはここをクリック
ドメイヌ・タケダ キュベ・ヨシコ99
vol.29 妻の名つけたスパークリング
イラスト
イラスト・マリオン編集部
 世界中で生産されているスパークリングワインは約18億本。その中でも、「シャンパン」と呼ばれるためには、仏シャンパーニュ地方で栽培されたブドウを使用しなければならない。品種は「シャルドネ」「ピノ・ノワール」「ピノ・ムーニエ」。これらのブドウは1次発酵で原酒ワインとなり、それから砂糖と酵母と一緒に瓶に詰められ、2次発酵が促される。2次発酵のあと、瓶の中は酵母の澱(おり)によって白濁しているが、「シャンパン」はこの澱を残したまま最低15カ月熟成することが義務とされている。しかし実際には約3年、長いものになると10年間にも及ぶ。

 日本ではこの「瓶内2次発酵法」を用いたスパークリングワインは少ないが、山形県の「タケダワイナリー」には「シャンパン」と同じ品種「シャルドネ」を自家栽培し、同じ製法で醸造、熟成を行った「キュベ・ヨシコ」がある。

 4年を超える熟成期間。シャンパン以外で生産される世界のスパークリングワインとしては非常に長い。私は最高級シャンパンにしか使用しない大きめのフルートグラスを用意した。黄金色の液体がグラスに注がれた瞬間、長い間封印されていた時を取り戻すかのように活発に気泡を発生させる。そして熟成によって育まれたイーストの香りが「焼きたてのパン」を思わせ、「熟成したチーズや発酵した乳製品が放つ」濃厚な香りにも似ている。口に含めば「気泡が口中で弾け、はつらつとしていながらも、うまみがあって奥深い」。これこそ酵母の澱によって生まれた風味である。

 名前の由来となった「ヨシコ」は、ワイナリーの前身の武田食品工場が火災に見まわれた際、当時の彼を支えてくれた現社長、武田重信さん(71)の妻の名と聞く。

 フランス人はワインをたたえる時、人を褒めるように表現するが、私はこのワインから「派手さこそないが、穏やかで、辛抱強い心を持った女性」を連想した。

ドメイヌ・タケダ<キュベ・ヨシコ> 首都圏取り扱い店リスト
東京都 東急本店・・・・・・渋谷区道玄坂2の24の1
五本木ますもと・・・・・・目黒区五本木1の41の5
ワインブティック ヴァン・シュール・ヴァン・・・・・・港区虎ノ門1の7の6
神奈川県 横浜君嶋屋・・・・・・横浜市南区南吉田町3の30

(2003年12月22日朝日新聞東京本社朝刊のマリオン紙面から)

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