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乾杯 日本ワイン
今週のワイン
シャトー・T.S
中伊豆ワイナリー
住所 静岡県中伊豆町下白岩1433の27
電話番号 0558・83・5111
ホームページ http://www.izuwinery.com/
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中伊豆シャルドネ
01 白 辛口
750ミリリットル 2500円
中伊豆シャルドネ
vol.39 伊豆で生まれた初ビンテージ
イラスト
イラスト・マリオン編集部
 00年にオープンしたばかりの「中伊豆ワイナリー シャトー・T・S」は、カラオケで知られる会社給食大手の「シダックス」が経営するワイナリー。

 なだらかな丘に立つヨーロッパ風の建物で、ホテル、チャペル、宴会場、レストラン、カフェ、約300種類のカリフォルニアワインをそろえるワインショップなど、施設も充実している。

 ここからオープン4年目にして誕生したワイン「シャトー・T・S 中伊豆シャルドネ」(01年収穫)が届いた。

 初ビンテージのワインを送ってくれた社長の木下研二さん(63)は、「マンズワイン」で30年間勤務し、日本における欧州系ブドウ品種の栽培のベテランの1人である。

 ワイナリーは伊豆半島のほぼ中央の中伊豆町にあり、隣接する北西の斜面には、手入れの行き届いた約5ヘクタールの自社ブドウ園が広がる。この辺りは内陸に位置し標高が300メートルを超えているため、温暖な同半島にありながらも気候は涼しく、欧州系のブドウ品種の栽培が可能だと木下さんは説明する。

 01年の収穫で仕込まれた白ワインはわずか1000本ほどだという。実に貴重な1本だ。

 まるで「金粉を溶かした液体のように、うっすらとした黄金色」のワインである。グラスからは熟成した「上質のブランデーに似た高貴なオークの香気」が立ち上がり、「バターを溶かしたような濃厚な香り」も感じられる。口に含めば「とろけるような舌触り」がありながら、「すっきりとした酸味」が後味に残り、仏・ブルゴーニュ地方の「ムルソー」を連想させる。飲み手の心を豊かにしてくれるワイン。

 晴れた日はワイナリーから富士山を望めると聞く。シャトー内のレストランで地元の野菜や魚介類を食べ、この白ワインを飲んでみたいものだ。できるなら行楽シーズン前に、温泉帰りに立ち寄りたい。


(2004年3月22日朝日新聞東京本社朝刊のマリオン紙面から)

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