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もうすぐ花見シーズン。今年は、路線バスに乗って出かけてみませんか。車窓から春の景色をながめ、遠足気分で現地に到着! その先で見たいのは、洗練された都心の桜? 歴史の香る下町の桜? 目的地はお好みのままに。
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目黒から広尾、青山、新宿へ
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目黒駅から始まる黒77系は、広尾駅周辺、西麻布、青山などおしゃれスポットを巡り、千駄ケ谷駅にたどり着く。途中、都庭園美術館、都立青山霊園、新宿御苑など、のんびり散策のできる名所の最寄りを走る。白金台5丁目のバス停から少し足を延ばせば、桜の咲いた和風庭園が広がる八芳園で食事を楽しむこともできる。 |

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1933年に建てられ朝香宮邸を美術館として公開している東京都庭園美術館(TEL03・3443・0201)。四季折々の花々を楽しめる庭園内には、ソメイヨシノをはじめとする約40本の桜が咲く。美術館でアート鑑賞の後は、芝生広場でのんびりお花見、といった春の1日を過ごしてみるのもいいのでは。庭園の入場料は200円、大学生160円、中・高校生、65歳以上100円。
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結婚式場「八芳園」(TEL03・3443・3111)では、3月20日(日・祝)〜4月10日(日)、「さくらフェア」を開催。春の癒やしをテーマに、作曲家の岩代太郎さんが選んだ曲を聞きながら食事を。「スラッシュカフェ」=写真=の「さくらランチ」(午前11時〜午後3時半)は、2625円。庭園の桜が間近で楽しめる。
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26ヘクタールの広大な面積を誇る青山霊園(TEL03・3401・3652)。至る所に植えられた約500本の桜はソメイヨシノが中心だ。南北に縦断する並木には、トンネル状に桜が咲きほこり=写真=、花見客でにぎわう。著名な政治家や作家らの墓が多いので、管理事務所で案内図を手に入れて歩いてみよう。
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2月中旬から4月下旬にかけ、1500本の桜が咲き誇る新宿御苑(TEL03・3350・0151、午前9時〜午後4時)。入り口の門に置かれた「サクラを愛でる新宿御苑のみどころMAP」を片手に散策しよう。明治初期に政府の農業試験場だったこともあり、桜の種類は75種前後と豊富だ。同苑の代表的な桜であるイチヨウ=写真=や、淡いクリーム色の花を咲かせるウコンなど、4月中旬から下旬にかけて咲く桜が特徴的だ。入園料200円、小・中学生50円。
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池袋から巣鴨、荒川、西新井
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池袋駅東口から出発する、王40甲・西新井駅前行き(6番乗り場)は、花見を楽しみながら歴史探訪ができる。豊島区の西巣鴨で下車すれば、点在する寺の庭先を飾る桜、北区では、8代将軍徳川吉宗ゆかりの飛鳥山公園の風情を車窓からも楽しめる。荒川土手には、明治時代、日米友好に一役買った桜並木の面影が。終点近く、足立区の西新井大師は、弘法大師ゆかりの厄よけでも知られる寺。花見をしながら、この春からの幸運祈願ができるうれしいおまけ付きだ。 |

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白山通りを巣鴨方面に向かうと、すぐ左手に四谷怪談で有名なお岩の墓のある妙行寺や、江戸時代の町火消し・新門辰五郎が眠る盛雲寺など由緒ある寺が立ち並ぶ。さらに足を延ばして染井霊園へ。墓地のあちこちで桜の老木があでやかな花を咲かせ、染井吉野(ソメイヨシノ)の名を今に残す。二葉亭四迷や高村光太郎ら多くの文人の墓も。通りを挟んで右手には「お年寄りの原宿」として親しまれる巣鴨地蔵通り商店街があり、散策を楽しむにはもってこいだ。
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飛鳥山公園(TEL03・3908・9275)は、吉宗が江戸城から桜の苗木を移植し、その後庶民の憩いの場として開放した名所だ。ソメイヨシノを中心に約650本=写真=の桜が見事で、見頃の3月下旬から4月上旬にかけてにぎわいをみせる。3月25日(金)〜4月10日(日)、午後9時までちょうちんで夜桜の鑑賞(期間は開花状況によって異なる)も。火を使わなければ花見の宴会もできる。園内には、北区飛鳥山博物館や紙の博物館、渋沢史料館などもあり、花見がてらゆったりとした1日を過ごすことができる。
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バス停を降りて左手に進むと、荒川の土手に延長300メートル、約120本のサクラ並木が続く鹿浜橋緑地の「桜づつみ」(TEL03・3880・5918)。緑色の花が咲くギョイコウ、紅色で八重の花びらが特徴のカンザンなど約15種の桜が堤防を彩る。明治から大正にかけて周辺一帯は桜の名勝地で、その美しい桜が日米友好のシンボルにワシントンのポトマック公園に贈られたこともある。その後、荒川放水路の整備などに伴い姿を消したが、当時の姿を復活させようと足立区民らがアメリカから桜を里帰りさせる植樹活動に力を注いだ。「桜づつみ」の桜はその子孫の苗木を育てたものだという。
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4月下旬には咲き誇るボタンで有名な西新井大師(TEL03・3890・2345)だが、3月下旬から4月上旬にかけての桜もなかなかの見もの。特に東門近く、第2ぼたん園を囲むようにして咲くソメイヨシノ=写真=は見事。大本堂を囲む種々の桜も見逃せない。いろは池や弁天池の周りなど、境内のあちこちに桜が点在しているので、のんびりと巡ってみては。4月1日(金)〜5月中旬の「花祭り」では、植木市や写真コンクールを開催。
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(2005年3月16日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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