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2005.7.27(水)更新  特集/魅力の地へ遊びにおいでよ

私たち「旅先案内人」が推薦します
魅力の地へ遊びにおいでよ
 夏休みの旅行の行き先はもう決まりましたか? 各県や市を代表する「旅先案内人」が、観光地の魅力を紹介します。


佐渡
 島に滞在するお笑いコンビ「子宝」
 島民とのふれあいをネット配信

 「お笑い」を通じて、島全体をピーアールしていこうという新しい試み「佐渡お笑い島計画」が、吉本興業と地元企業で進行中だ。今年5月から、島民によるオーディションで選ばれた吉本興業の若手お笑いコンビ「子宝」=写真=が親善大使として島に住み込み、インターネットで1日の出来事を配信している。
 日記では、飲食店で出会った島民との会話や、観光地を訪れた感想など、日常生活を通して、豊富な自然と島民の温かさなどを伝えている。
 地元では、若者を中心に70人ほどの応援団が結成され、メールマガジンの会員も400人を超えた。近所の主婦やお年寄りが、夕飯の差し入れを持ってきてくれるという。
 「佐渡はおれの秘密基地。少年に戻ったように自然と触れあえる場所」だというのは、子宝の永長孝文さん。
 島外から住み着いた若者の視点で書いているので、ガイドブックより親しみがわく。「佐渡に行けば、なんだか楽しいことに出合えそう」そんな思いを抱かせてくれる。
 「佐渡お笑い島計画」(http://www.owarai-jima.jp/)。観光案内は新潟県東京観光センター(TEL03・5771・7755)。



高知
 「アンパンマン」のやなせたかしさん
 地元特産品は「まんが」

 7月15日に高知県の観光特使に任命された漫画家のやなせたかしさん。ふるさとの香北町には、96年にアンパンマンミュージアムがオープン。年間19万人の観光客が訪れ、山間の町に渋滞ができるほどの人気ぶりだ。数多くの漫画家の出身地として知られる高知県。毎年夏には、全国の高校生が漫画を描いて日本一を競う「まんが甲子園」を開催。審査委員を務めるやなせさんは、「漫画を特産品として伸ばしてもらいたい」と話す。
 県の中央部と東部を結ぶ路面列車「ごめん・なはり線」=写真=は、やなせさんが作ったオリジナルキャラクターを各駅に起用。JR四国は車両にアンパンマンが描かれた「アンパンマン列車」を運行中だ。問い合わせは高知県東京事務所(03・3501・5541)。



仙台
 楽天イーグルス・岩隅投手
 自然・温泉…いい所です

 今春、仙台に誕生した新名所「フルキャストスタジアム宮城」。50年ぶりにプロ野球に誕生した新球団「東北楽天イーグルス」の本拠地だ。岩隈久志選手=写真=に仙台について聞いた。
 「空気も食べ物もおいしくて、とても住みやすいところです。自然がたくさんあって、1歳になる娘を育てるには特にいい環境。時間がとれたら八木山動物園や、自然と触れ合える所に連れて行きたいです」。球場はトランペットなど鳴り物による応援がないためファンの声が選手によく届き、「ファンと選手が近い」のが魅力だ。「仙台に来た際はぜひ『フルスタ』で野球を観て下さい。楽天ファンでなくても楽しめます。近くには秋保などたくさんの温泉もあります。皆さんも仙台が好きになりますよ」
 夏の風物詩「仙台七夕まつり」は、8月6日(土)〜8日(月)。観光情報などは仙台観光コンベンション協会(TEL022・268・9603、http://www.sentabi.jp)。



鹿児島
 俳優の榎木孝明さん
 絵心誘われる火山・桜島

 西郷隆盛ら明治維新の英傑ゆかりの場所、霧島火山帯に由来する2千を超える温泉源、世界自然遺産の屋久島など多くの観光名所を有する鹿児島県。
 県出身の俳優の榎木孝明さん=写真=は、旅やロケで訪ねた各地の風景を数多く描いてきた。98年から本格的に故郷・鹿児島を描き始め、その作品の一部は「榎木孝明アートカフェ・ハンナハウス」(鹿児島市紫原)でも展示している。「活火山の桜島は、刻一刻と表情を変え、何枚描いても飽きません」と榎木さん。地元に帰ってまず食べたくなるのは「郷土料理の『トンコツ』、薩摩(さつま)揚げ、カツオの腹皮」。これを「都会者にゃあ、ない切れん、田舎まる出しの人ん良かし(都会人になりきれない、田舎にいる気がいい人)」が住むこの土地でほおばるのが幸せと方言で語る。
 9月6日(火)〜12日(月)まで東京・池袋三越で個展を開催。有楽町の「かごしま遊楽館」(TEL03・3506・9177)では特産物の販売や観光情報の提供などをしている。


大きな説得力持つ著名人のコメント

近畿日本ツーリスト 国内旅行部課長・福井善朗さんに聞く

 観光地の魅力を伝えるとき、その土地を好きになった著名人のコメントを盛り込むことは、どんなキャッチコピーを並べるより説得力が生まれます。最近の旅行客は、「ロケ地を訪ねる」「国宝を見に行く」など明確な目的を持って出かける傾向にあるため、彼らが伝える具体的な情報が旅先選びに有効のようです。

 来月上旬に横浜、萩、唐津、長崎、伊勢市を舞台に市内を散策する「にっぽんを歩こう」を発売します。ここでも、その土地の応援団に登場してもらって売り出していく予定です。



(2005年7月27日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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