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2005.10.26(水)更新  特集/スペインの味堪能

 近頃よく目にする「スペインバル」の文字。ちょっとのぞくと、ラテンのいい雰囲気。昨年から次々とバルがオープンしています。「バル」の魅力を知って、足を運んでみませんか。


紀尾井町スペインバル
 東京都千代田区麹町5丁目(赤坂見附駅、TEL03・3556・2052)。午前11時半〜午後2時、5時半〜10時((土)(日)(祝)は正午〜と5時〜)。94年オープンの「月島スペインクラブ」の系列店。お酒からインテリアまでスペインから直輸入している。10月27日(木)に下北沢店(TEL03・5790・7077)がオープン予定。
飲んで、騒いで楽しむ「バル」

 スペイン人の生活と切っても切り離せない存在という「バル」。かしこまったレストランとは異なり、その多くはカウンター席。昼間はコーヒー1杯から飲め、夜はお酒とおつまみと会話を楽しむ人が集まる「近所の居酒屋」的存在だ。本場ではどんな雰囲気? ピンチョスって?タパスって?昨年オープンした「紀尾井町スペインバル」の日本語堪能なスペイン人スタッフに聞いた。

 「バルはスペインの街中の至る所にあるもの。一番盛り上がるのは夜の11時を過ぎてからかな。店ごとにちょっとずつ料理や味が違うけれど、込んでいるところがやっぱり一番おいしい」と副料理長セサル・クリストバルさん=写真=が言えば、「とにかくにぎやか!1人でふらりと来てカウンターで食べていても、周りの人とすぐ仲良くなっちゃう」とスタッフのアナ・ピントさんとロリ・パルドさんは口をそろえる。そんな気軽さ、にぎやかさがバルの最大の魅力だ。

【ピンチョスとは】
「ピンチョ」とは串、刺すなどの意味。肉の串焼きなど、一口おつまみ。

【タパスとは】
オリーブや生ハム、イワシのマリネなど、身近な素材を使った小皿料理。その日のおすすめを聞いてみるのもいい。

バルで味わう郷土料理
  「紀尾井町スペインバル」自慢の一品  

【豚肉の6種スパイス焼き】

「バルの定番!」とスタッフ一押しのピンチョス。豚のバラ肉に、ニンニク、多種のスパイスをかけてグリルしたもの。

【メルルーサと魚介の煮込み バスク風】

スペインでは魚介類をよく食べるという。白身魚を一度揚げ、白アスパラ、アーティチョーク、アサリなどと煮込んだ「鍋料理」。

【ガリシア風 ミートパイ】

料理にはバターを使わない、というスペイン料理の中では珍しい一品。牛肉、キノコがたっぷり入っているのが「ガリシア風」。



 バル・タパチョス (恵比寿)

タパチョス  東京・四谷にあるレストラン「葡萄酒サッカヴァン」の創立者・山祐司さん(48)が、スペインを放浪した後、20年の構想期間を経てオープンさせた=写真。立ち飲みだが、木のカウンターにもたれかかると居心地が良く、長居をする人も。客同士で自然と会話が始まることも多いという。自慢は、徹底的に温度管理されたワイン。輸送の間も14度以下を守り、現地で飲むのと同じ状態を保つ。旬の素材を生かしたつまみは250円から。
 「バル・タパチョス」東京都渋谷区恵比寿西1丁目(恵比寿駅、TEL03・6415・7227)。午後5時〜翌午前5時、(日)(祝)は午後11時まで。


 スペインバル マルコナ (銀座)

 今年の8月、東京・銀座にオープンしたゆっくり落ち着いてワインとタパスを楽しめる隠れ家的バル。スペインワインの専門会社を経営しているオーナーが、現地で買い付けたワインがグラス10種類前後、ボトルは50種類以上いつでも味わえる。タパスは店長の宮本慶子さんが考案。これからの季節は赤ワインにあう洋風牛モツ煮込み「カジョス」(1200円)や、ビーフシチュー(1000円)などがお薦め。
 「スペインバル マルコナ」東京都中央区銀座8丁目(新橋駅、TEL03・5568・6331)。午後5時〜11時。なるべく予約を。


 カタランバー バニュルス (銀座)

 フランス料理店を経営する「オザミ ワールド」が手がける。フランスワインが中心で、グラスワインは500円から。スペインで修業を積んだシェフが腕をふるうタパスの多くはワンコイン(500円)で食べられる。1階は立ち飲み、2階はレストランになっているので、その時の気分や、人数によって使い分けができる「使い勝手のよいバル」だ。
 「カタランバー バニュルス」東京都中央区銀座2丁目(銀座一丁目駅、TEL03・3567・4128)。午前11時半〜午後11時半、(土)(日)(祝)は11時まで。


 カサ・デル・グゥアポ (池袋)

カサ・デル・グゥアポ  「タパスを手づかみで食べる、本場流の気安さでどうぞ」と、店長の今井達也さん(29)。おすすめの「スペイン風オムレツ」(315円)や、「マグロとアボカドのピンチョス」(同)のほか、ボリュームのあるメニューもある。店の奥には秘密のワイン庫があり、ずらりと並ぶ世界各国のワインやシャンパン(2800〜8000円程度)を手にとって選べるから、気軽にスタッフに声をかけて。
 「CASA DEL GUAPO(カサ・デル・グゥアポ)」(写真)東京都豊島区西池袋3丁目(池袋駅、TEL03・5979・2371)。午後5時〜翌午前5時、(日)(祝)は午前0時まで。



(2005年10月26日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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