「最近、カカオの量や産地などに関心のあるお客さんが増えてきましたね」というのは明治製菓の岡部俊太郎さん(34)。東京・京橋の本社1階にある「100%チョコレートカフェ」=
写真上=では、世界16カ国22種類の豆で作った56種類のチョコレートを販売=
同中。ガラス張りの冷蔵庫で展示もしている。来月の開店1周年を機に商品をリニューアル、カカオ分80%のチョコレートが登場する。
同社は、これまでカカオ分40〜50%前後の甘いチョコレートで親しまれてきた。だが先月、コンビニで買える高カカオの「チョコレート効果カカオ72%」や、ブレンドする豆にこだわった「ノワール」(カカオ63%)を発売。好調に売り上げを伸ばしているという。
欧州のチョコレートは以前からカカオ分が高いものが多い。スイスのブランド・リンツでは、従来の70%、85%に加えて、「99%カカオ」を発売。輸入元である六甲バターによると、「物珍しさもあってか、これまでの商品の約2倍の売り上げ」という。
一般的に高カカオチョコレートというとカカオ分60%以上のもの。カカオ分が増えると砂糖などの成分が少なくなるので、苦さを和らげるためにブレンドする豆の選び方や焼き方を工夫する。
都内にあるヨーロッパの高級チョコレート専門店では、70%や80%のものが定番商品として人気だ。ちょっと高価だが、この秋、「ビター」な味を楽しんでみてはどうだろう。