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2005.11.16(水)更新  特集/素材にこだわり一点物

 拾ってきた自然の石や、役目を終えたトラックの幌など、普段見過ごしがちなものをアクセサリーやバッグに仕立てたデザイナー。彼らのセンスがキラリと光る、世界に一つだけの「一点物」を紹介します。
 
メノウなどでアクセサリー制作 ヨーガン・レール
  美しい石求め、インドへ 
ヨーガン・レール
「こんなにきれいな石だから、多くの人に見てもらいたい」とヨーガンさん。
 ポーランド生まれのドイツ人、ヨーガン・レール(61)。洋服、家具、雑貨などを手がけるデザイナーだ。
 プライベートでは、月の三分の一ほど沖縄の別宅に滞在し、畑に出て自給自足の生活を送る。そして、世界各地に出かけ、浜辺で貝を拾ったり、きれいな石を集めたりするのが趣味だ。
 「人にはいろいろな楽しみがある。私は石を見つけるために様々な場所を訪れた」とヨーガンさんは言う。
 メノウ採掘の重要地点だと聞いていたインド西部、グジャラート州の村をたびたび訪れた。そこで、水晶の結晶が見える石、渦巻きやしま模様を描くもの、鳥の形やハート形、まるで笑っているかのような筋の入った石など、大小様々、色とりどりの石を拾った。
 来月東京の本社で、集めた石から約450点を展示し、小石で作ったピアス、石に穴を開けただけの指輪など、一点物アクセサリー約150点を販売する(1万2000円から)。
 石を見せるのも売るのも初めての試み。いずれ、長年集めてきた日本の石もお披露目したいと話していた。


 「幸福な石たちとヨーガンレールのジュエリー」展
 12月9日(金)〜15日(木)、午前10時半〜午後5時半、東京都江東区清澄3丁目のヨーガンレール本社1階(清澄白河駅、TEL03・3820・8805)。展示される石の写真集「ババグリ」(B5判、オールカラー120ページ、3990円)も刊行。

 
 
トラックの幌をバッグに フライターグ兄弟
  汚れやキズもデザインに 
フライターグ兄弟
(左)荷物に合わせて3段階の大きさに調節できる「F13 トップキャット」。
(右)新作の旅行用バッグ「トラベル・ソリューション」シリーズ。
 「フライターグ」バッグは、使用済みのトラックの幌(ほろ)で作られたスイス発のリサイクル製品だ。生地を切り取る工程で記号や文字が模様に、縫製されると独自の色柄に変わる。使い古された幌の汚れやキズもその一役を担う。
 93年、スイス・チューリヒ在住のマーカスと(35)とダニエル・フライターグ(34)の兄弟が、輸送トラックの幌と自転車のインナーチューブ、車のシートベルトを再利用してメッセンジャーバッグを制作した。
 組み合わせ次第で表情を変える面白さに加え、素材の丈夫さと機能的なデザインの評判が口コミで広がり、やがて日本を含む世界各地へ。03年にニューヨークの近代美術館(MoMA)のデザインコレクションに加わった「F13 トップキャット」は、現在も生産中の初期モデル。同じものが二つとないことが人気の秘密だろう。


  FREITAG(フライターグ)
 バッグは全15種。価格は1万5000円から。問い合わせはジック・ジャパン(046・856・6667、http://www.freitag.ch)。取り扱いは、東京・南青山の「イデー ショップ」3階「スプートニク」(表参道駅、TEL03・3409・6581)など。

(2005年11月16日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
 

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