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2006.1.11(水)更新  特集/5000円グルメ

 「今年も1年頑張ろう」と、自分へのエールを込めて、予算5000円で食事にでかけてきました。ゆっくりと時間をかけて、つかの間のぜいたく。あなたなら何を食べますか?

 

最高級ランクの和牛を味わう
「大田原牛100%生ハンバーグセット」  肉が食べたい! そんなわけで、全国でも年に30頭ほどしか出ないという最高級ランクの和牛を味わえる「大田原牛超 麻布十番本店」へ。ディナーの10万円を超えるステーキに使われる肉の切り落としも入った「大田原牛100%生ハンバーグセット」(180グラム3000円〜、サラダ・ライス・ドリンク付き)がランチ限定で食べられるのだ。今日は豪華に、5000円の360グラムに挑戦=写真。「と、とろける〜」。かりっとした表面を切り分けると、肉汁があふれ出る。内側はふわふわで美しいピンク色のレア仕上げ、さすが「生」。脂の融点が19℃と低いので、口に入れた瞬間にしゅっと溶けてゆく。360グラム、あっという間に食べてしまった。胃もたれもない。

 東京都港区麻布十番1丁目(麻布十番駅、TEL03・5786・1125)。午前11時半〜午後2時半、(日)除く。



ちょっと優雅に旬の味を
「季節料理 山居」  「和食店の少ない原宿で、きちんとした食材の味を広めたい」と昨年12月、原宿にオープンした「季節料理 山居(さんきょ)」。数寄屋造りの落ち着いた店内は、原宿にいることを忘れてしまうほど。表参道へと続く街路樹を眺めるカウンターで、季よせ会席(写真、5250円)を注文した。口に入れるとエビの風味が広がる「しんじょの揚げ出し」など、どれも旬の素材をいかしたやさしい味。メニューは9品で月替わり、1月は赤ガレイの一夜干しがおすすめだ。女性グループには、ショウガせんべいのプレゼントや、食事券のあたる抽選も(ランチのみ)。

 東京都渋谷区神宮前1丁目(明治神宮前駅、TEL03・5411・0039)。午前11時〜午後2時半。



サービスも別格の高級駅弁
「極附(きわめつき)弁当」  東京駅に究極の幕の内があるという。その名も「極附(きわめつき)弁当」(写真、3800円、各日30個限定)。風呂敷に包まれた2段重ねの弁当箱には、「駅弁三種の神器」といわれる焼き魚、かまぼこ、卵焼きをはじめ、おかずがぎっしり。同封のお品書きに、「米は全国米食味分析鑑定コンクール総合部門金賞受賞米」「こんにゃくは群馬県下仁田産」などうんちくが述べてあるので、一つひとつ時間をかけて味わいたくなる。午前10時〜午後7時に東京駅発のJR東日本の新幹線を利用する際、指定席まで届けてくれるサービスも。

 東京駅新幹線中央乗換改札口前の駅弁屋5号売店(TEL03・3213・4352、予約は前日まで、座席に届けてほしい場合は3日前までに)。午前5時半〜午後9時半。



目の前に広がる大パノラマ
アフタヌーンティー  たまにはランチを抜いてアフタヌーンティーを。お目当てはマンダリン オリエンタル 東京最上階の「オリエンタルラウンジ」。予約客でほぼ満席で、カウンター席をすすめられるが、テーブル席を強く希望。これが大正解。腰を下ろすと、目の前には皇居の緑や新宿のビル群が広がっていた。とにかく窓が大きい。
 アフタヌーンティーセット(写真、3000円、サービス料別)は一皿ずつ順番に運ばれてくる。驚いたのは、ドリンクの種類を自由に変えられること。紅茶の種類を2杯目から変えたり、コーヒーに変更も可能。結局1時間半の間に4種の紅茶を堪能した。毎回カップを変えてくれるサービスもホテルならでは。

 東京都中央区日本橋室町2丁目(三越前駅、TEL03・3270・8800=代表)。午後2時〜5時、(土)(日)(祝)は正午から。



えっ?3000円ハンバーガー?
ハンバーガー  ホテルニューオータニ「トレーダーヴィックス」。うわさの3000円バーガー「トレーダーヴィックスハンバーガー」(写真、スープ、サラダ、コーヒー付き3150円、サービス料別。1日30食限定。(日)(祝)除く)を食べに行った。主役はつなぎを使わない和牛100%のパテ。これを大きな薪(まき)窯で焼き、香ばしい味わいを出す。確かにおいしい。が、重たくて分厚くて、ナイフを入れると崩れる……。1時間近くかけて完食、次はコーヒーショップ「SATSUKI」へ。シェフパティシエ中島真介さんの季節先取りのイチゴとミルクのジェラートは、加熱殺菌をしない北海道の特別な牛乳を使う。練乳のような甘みに癒やされ、何となく懐かしい気分に。お疲れ気味の男性に、ぜひお薦めしたい。

 東京都千代田区紀尾井町(赤坂見附駅、TEL03・3265・1111=代表)。午前11時半〜午後2時半。



時間忘れる居心地の良さ
「リストランテ・ア・リッチョーネ」  長年の友人とランチをしていて、ふと気づいたら3時間!そんなぜいたくな時間が味わえるのが鎌倉のイタリア料理「リストランテ・ア・リッチョーネ」。今回は、前菜、パスタ=写真手前=、魚=同奥=、自家製パン、デザート、飲み物の2625円のランチコースにグラスワイン(1杯630〜1260円)を付けた。支配人でソムリエの飯田博之さんは、「食事の時間を大切にして欲しいから、逆に急いでいる方には対応できません。ワインも満喫して欲しいです」。
 メーンは市場で直接仕入れたスズキの炭火焼きに、店の畑でとれた水菜が付け合わせ。時間と手間が当たり前のようにかかっている。

 神奈川県鎌倉市小町2丁目(鎌倉駅、TEL0467・24・5491)。午前11時半〜午後4時。(水)休み。



(2006年1月11日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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