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2006.2.1(水)更新  特集/シャンパンいかが?
 「シャンパン」と呼べるのは、仏・シャンパーニュ地方で醸造された発泡性ワインだけ。土壌やブドウの出来、醸造技術によって味も香りも変化に富んでいます。
 高価なので特別な席で飲むものと思われがちですが、最近は待ち合わせや仕事帰りにと、日常のなかで気軽に楽しむ光景が見られるようになりました。

 「シャンパン・バー」のカウンター席

グラス1杯、気軽に

 シャンパーニュ委員会によると、約10年間で日本への輸出量は5倍以上に急増している。最近では大手メーカーに加え、ブドウの栽培から醸造までを行う小規模生産者の商品も流通するようになり、愛飲者の間で話題を呼んでいる。

20銘柄覚えれば通

 ワインに詳しい弁護士の山本博さん(74)は「シャンパンはワインほど難しくないですよ」と言う。国や畑、ブドウの品種によって多岐にわたるワインとは違い、シャンパンは大手メーカー20社ほどを知っていれば自分好みの味を見つけられると言っていい。

仕事帰りに立ち飲み

 03年、東京・赤坂にある東京全日空ホテルに「シャンパン・バー」=写真=がオープンした。多くの銘柄を楽しんでほしいと、13種をグラスで売る(1420円から)。客には根っからのシャンパン好きが多いが、一人で気軽に立ち寄る仕事帰りの女性もいるという。
 昨年11月にオープンした東京・丸の内「東京ビル TOKIA(トキア)」のバー・ラウンジ「P.C.M.」では、名門シャンパン「ランソン」を1杯1000円で販売している。丸の内では珍しい深夜営業に加え、はやりの立ち飲みスタイル(チャージなし)。月に100〜120本分が飲まれるという。
 仕掛け人は、東京・六本木のビアバー「ハートランド」を手掛けたキリンビールの島田新一さん(41)。おしゃれなイメージと飲みやすさが人気の理由と分析しており、「これからの待ち合わせにはシャンパンですよ」と話している。
          

◆シャンパーニュ委員会
 仏・シャンパーニュ地方の文化的、歴史的財産である名称を保護するための組織。10カ国に外国支局を置いている。

 「シャンパン・バー」 (溜池山王駅、TEL03・3505・1111、午前11時半〜午後11時)。平日の午後5時〜8時、グラスシャンパンが910円から楽しめるハッピーアワー。女性限定の飲み放題(料理1品付き、2730円)も。サービス料別。

 「P.C.M.」 (東京駅、TEL03・5222・1251、午前11時〜翌4時、(日)(祝)は午後11時まで)。




 まずは、「NV」飲み比べ 
NV  シャンパンを大別すると「ノンビンテージ」(NV)と、ブドウの出来が秀逸な年に誕生する「ビンテージ」の2種。気軽に楽しむのであれば、NVがお薦めだ。辛口、甘口とあるが、「ブリュット」と呼ばれる辛口が一般的。この5銘柄=写真は左から(1)(5)=を飲み比べてみては?

(1) ポメリー ブリュット・ロワイヤル (750ミリリットル5460円) ブリュットの元祖、ポメリー社。柑橘(かんきつ)系の香り、まろやかな味わいが特徴。飲み心地がフレッシュで食中にお薦め。7日(火)、春季限定でロゼ・シャンパン「ポメリー スプリングタイム」(750ミリリットル7350円)を発売。問い合わせはメルシャン(03・3231・3961)。

(2) マム コルドン・ルージュ・ブリュット (750ミリリットル5500円) F1公式シャンパン「マム」ブランドの代表製品。マムは日本画家・藤田嗣治が愛飲したことでも知られる。糖度が控えめで、キリッとした口当たり。ラベルの赤いラインが目印。問い合わせはサントリー(0120・139310)。

(3) ヴーヴ・クリコ イエローラベル (750ミリリットル5460円) 辛口タイプで魚介類によく合う。おなじみ「クリコ・イエロー」の鮮やかな山吹色のギフトボックスに、200ミリリットルボトルを入れた「ヴァレンタイン ギフトセット With Love!」(1890円、数量限定)を発売中。問い合わせはヴーヴ・クリコジャパン(03・3478・5784)。

(4) モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル (750ミリリットル5040円) フルーティーな香りと柔らかい口当たりが特徴。問い合わせはMHD ディアジオ モエ ヘネシー(03・5217・9732)。

(5) ランソン ブラックラベル・ブリュット (750ミリリットル4000円前後=実勢価格) 「ランソン」は英国王室御用達の銘柄。昔ながらの伝統製法を守り、ブドウ本来の味、香りを生かす造りがポリシー。熟した果実のような豊かな味わい。問い合わせはキリンビール(0120・111560)。



料理に合わせて楽しむ
阿部さん  02年度全日本最優秀ソムリエに選ばれた阿部誠さん(42)=写真=が、昨年2月に開いた「サロン・ド・シャンパーニュ ヴィオニス」。主要メーカーから小規模生産者まで、一般的なレストランのリストには載らない「個性派」を含め、阿部さん自ら選んだというシャンパン約250種がそろう。
 人気は、利き酒感覚で楽しめる「デギュスタージュ」(同手前、3780円)。3種のグラスシャンパンと、それに合わせた料理3品のセット。「日替わりなので、好みの味を探すのにお薦めです」。
 東京都中央区銀座8丁目(新橋駅、TEL03・5537・0700)。午後6時〜深夜2時((土)は11時まで)。(日)(祝)休み。なるべく予約を。チャージ630円。1杯1365円(4種)から。シャンパンの購入はホームページ「ヴァン・ド・ルポ」(http://www.grandrepos.jp)で。


(2006年2月1日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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