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2006.4.5(水)更新  特集/北欧デザインを生活に
 

     
 シンプルで機能性の高い北欧の家具や雑貨が人気。木や布を使った北欧デザインは、日本家屋にも調和しそう。新生活のスタートをおしゃれに演出してくれます。
     

機能性高い家具で収納アップ
「イケア」  スウェーデンのインテリアショップ「イケア」の日本1号店が4月24日、千葉県船橋市にオープンする。手頃な価格と機能性、デザイン性を兼ね備えた商品が好評で、すでに欧米を中心に220店を展開してきた。

 「レベルの高い日本の消費者」を満足させるため、オープンにあたって数百軒もの一般家庭を訪問した。押し入れやキッチンの魚焼き器など、日本独自のスタイルを研究してきた。最も多い悩みは「収納」。広い家に住む欧米人も抱える「世界共通の課題」だが、常にその課題に取り組んできたイケアは、「お手の物」という。

 4万平方メートルの店舗内には、デザイナーが手がけた70のショールーム=写真=が並ぶ。どれも日本の一般家庭に多い6畳ほどの広さ。「世界で初めて」となる4畳半の間取りにも挑戦。薄型で背の高い棚を置いたり、壁に棚を取り付けたり、空間を立体的に活用することで、部屋を広く見せながら、収納スペースを確保する工夫を凝らしている。

 北欧ブランドのプライドをかけて、デザインの追究も怠らない。約80人の専属に加え、世界各地にもデザイナーをおいている。彼らが作る商品には「クリッパン」や「ビリー」など、愛着を込めて地名や男の子の名前を付ける。店舗では、デザイナーの顔写真を展示。だからこそ、少ない予算の中でも、デザイナーは決して妥協しない。

 シンプルな白い本棚が7000円、2人がけのソファが2万円台。手の届きやすい価格と生活に彩りを添えるデザイン。「高くていい家具を末永く使う」だけではない暮らしのヒントや新しい楽しみ方も模索できそうだ。


 【イケア】
 4月24日(月)、千葉県船橋市浜町2丁目(南船橋駅、TEL047・436・1111)にオープン。午前10時〜午後8時。

「4畳半」実用的に表現
イベント  「イケア」のオープンに先がけ、4月30日までイベントを開催する。「4畳半のブース」を14棟設置し、それぞれに「音楽の部屋」「ごきげんディナーの部屋」=写真上=など、趣味や生活をテーマに、同社の商品を使ってコーディネート。
 手がけたのは、同社のカタログなどのインテリアコーディネートを担当する、デザイナーのピア・クリシンさん=同下右=とヨハン・ダリンさん=同左。簡単に模様替えできるようにと、壁を布生地で飾ったり可動式の家具をとり入れたりするなど、暮らしに密着したアイデアを巧みに盛り込んだ。「4畳半でも美しく機能的に生活できる。1棟ずつ、想像力を持って見てほしい」と話している。
ピア・クリシンさんとヨハン・ダリン
 【IKEA 4.5 MUSEUM】
 4月30日(日)まで、東京都新宿区霞ケ丘町の明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前いちょう並木(外苑前駅)。日没から午後6時半まで、ブース内を点灯。問い合わせは03・3498・1241。

 
 子どもに高い品質を 

「イルムスキッズ」

 イルムスは、3月に東京・池袋のほか、横浜と千葉市内の計3カ所で子ども用インテリア用品の店「イルムスキッズ」をオープンした。感受性の高い子どものころから、大人が使うものと同じ品質の家具に触れることの大切さを提案。ユニット家具で子ども部屋全体をコーディネートするほか、パッチワークのキルト寝具やクッションカバーを出している=写真。花やチョウなどの「素材」が1点、部屋にあるだけで季節感を演出できるという。もちろん大人用としても使用できる。

【イルムスキッズ池袋】
 東京・池袋の西武百貨店7階(池袋駅、TEL03・5949・5532)。


 生地を使って空間演出 

「イン アウト」

  落ち着いた色柄から大胆でモダンなものまで、独特な世界がプリントされたものが多い北欧の生地は、アートを飾る感覚でインテリアにとり入れたい。
 東京・渋谷の「イン アウト」は、70年代の新古品から新作=写真奥=まで、スウェーデンを中心に約200種の北欧輸入生地をそろえる。生地の大半は150センチ幅で1メートルあたり約5000円と、カーテンにするにはやや高いが、大柄のもの以外は50センチ単位から購入できるので、パネルにして飾ればアクセントにも。生地を木製フレームに張り付けるパネル加工を受け付ける(同手前、10×10インチ、加工料2100円から)。

【イン アウト】
 東京都渋谷区松濤1丁目(渋谷駅、TEL03・3462・0233)。午前11時〜午後8時。


 明かりを尊ぶ国の技 

「ヤマギワリビナ本館」

 夏でも日が低く、冬は白夜で知られる北欧の人々にとって、明かりは尊く、神秘的なもの。彼らが作る照明器具は、デザイン性だけでなく、明るさや色補正など機能性も高い。家具や雑貨を販売する「ヤマギワリビナ本館」では、照明フロアの4割を北欧の商品が占める。「シンプルなデザインで、和室にも合う」と評判だ。
 中でも、100年以上の歴史をもつデンマークの「ルイスポールセン」の商品=写真=は100点以上。料理が映える色、笠の反射を生かした光の具合、80年前に作られたとは思えない計算された作りで、ロングセラーとなっている。

【ヤマギワリビナ本館】
 東京都千代田区外神田1丁目(秋葉原駅、TEL03・3253・5111)。午前11時〜午後7時半((土)(日)(祝)は10時半から)。



(2006年4月5日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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