
スウェーデンのインテリアショップ「イケア」の日本1号店が4月24日、千葉県船橋市にオープンする。手頃な価格と機能性、デザイン性を兼ね備えた商品が好評で、すでに欧米を中心に220店を展開してきた。
「レベルの高い日本の消費者」を満足させるため、オープンにあたって数百軒もの一般家庭を訪問した。押し入れやキッチンの魚焼き器など、日本独自のスタイルを研究してきた。最も多い悩みは「収納」。広い家に住む欧米人も抱える「世界共通の課題」だが、常にその課題に取り組んできたイケアは、「お手の物」という。
4万平方メートルの店舗内には、デザイナーが手がけた70のショールーム=写真=が並ぶ。どれも日本の一般家庭に多い6畳ほどの広さ。「世界で初めて」となる4畳半の間取りにも挑戦。薄型で背の高い棚を置いたり、壁に棚を取り付けたり、空間を立体的に活用することで、部屋を広く見せながら、収納スペースを確保する工夫を凝らしている。
北欧ブランドのプライドをかけて、デザインの追究も怠らない。約80人の専属に加え、世界各地にもデザイナーをおいている。彼らが作る商品には「クリッパン」や「ビリー」など、愛着を込めて地名や男の子の名前を付ける。店舗では、デザイナーの顔写真を展示。だからこそ、少ない予算の中でも、デザイナーは決して妥協しない。
シンプルな白い本棚が7000円、2人がけのソファが2万円台。手の届きやすい価格と生活に彩りを添えるデザイン。「高くていい家具を末永く使う」だけではない暮らしのヒントや新しい楽しみ方も模索できそうだ。
【イケア】
4月24日(月)、千葉県船橋市浜町2丁目(南船橋駅、TEL047・436・1111)にオープン。午前10時〜午後8時。